お手伝い|2021年1月 

 早いもので今年も残すところあとわずかとなりました。

 例年、年末年始は家族旅行や帰省をされていたご家庭も、今年はどこへも行かずに家で過ごすという方も多いのではないでしょうか。そうなると悩ましいのがご飯の支度です。年末年始なのでいつもより少し豪華に、と思っても、手の込んだものは面倒だし、かと言ってありきたりなメニューでは特別感に乏しいし、悩ましいところです。そこで、この年末年始はごはんの支度を子どもに手伝ってもらってみてはいかがでしょうか。

 すでに子どもにはお手伝いをさせている、というご家庭もあるかと思いますが、もしまだでしたら、この機会に始めてみてはいかがでしょう。

 子どもと一緒に作るおすすめメニューは「サンドイッチ」や「ピザトースト」、「サラダ」に「カレーライス」あたりでしょうか。もし子どもがお手伝い初心者さんなら、まずは「野菜を洗う」「玉ねぎの皮をむく」「ピーマンの種を取る」「レタスをちぎる」といった野菜の下ごしらえから始めてみましょう。最初はやり方を見せてあげて、次は一緒にやって、コツを掴めたら、なるべく一人でやらせてあげてください。もし子どもがお手伝い上級者さんならなら、ピーラーを使ってジャガイモやニンジンの皮剥きをしてもらっても良いですね。ただし、台所には危険なものがたくさんあります。火や刃物を使わせる際は、目を離さないよう十分気を付けてください。なお、包丁や火を使った調理のお手伝いは、小学校に上がってから、というのが一般的なようです。もちろんその子どもの得手不得手や経験にもよりますので、子どもに合わせた無理のないお手伝いをさせてあげてください。

 「ごはんの支度を手伝う」という体験は、子どもにとってはアドベンチャーですが、親からしてみれば時間はかかるし、散らかるし、自分でやってしまった方がよっぽど早い、と思ってしまうことでしょう。でも子どもはお手伝いを通して様々な感情の芽生えや学びの機会を得ることになります。調理前の野菜や魚、肉などに触れることは、食べ物に対する興味や知識、感謝の気持ちを持つきっかけになるでしょう。調理器具の扱い方を知れば、その便利さと同時に危険性も学ぶでしょう。そして自分が作業の一端を担って完成した料理を家族が「おいしい!」と言って食べてくれれば、自分のしたことで家族が喜んでくれた、という自信と更なる意欲につながるでしょう。

 ごはんの支度に限らず、おもちゃの片づけやカーテンの開閉、玄関の靴をそろえるなど、日常の中には小さな子どもでもお手伝いできることがたくさんあります。

 どのご家庭でも、子どものお手伝いは多かれ少なかれ将来戦力になってくれるはずです。最初は親も忍耐が必要ですが、時間や気持ちにゆとりのある時は、なるべく子どもにお手伝いをさせてあげてください。うまくいけば将来、子どもの作ったごはんに目頭が熱くなる日が訪れることでしょう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

豊照体育館の利用について

 仮園舎に移って以降、体育遊びの際に利用していた豊照体育館ですが、今年の12月で管理・運営を行っていた会社が、豊照体育館から撤退する事になりました。

 したがいまして、来年1月以降から新園舎に引っ越す3月下旬までの間の体育遊びは、仮園舎内のスペースを利用して行う事といたします。 どうぞよろしくお願い致します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

職員紹介のコーナー|2021年1月 

 今月はうさぎ組担任の島谷先生です。

島谷先生も赤沢保育園の卒園児です。

そして村山先生の教え子でもあります。

名前:島谷 美香(しまや みか)

好きな俳優:北村 匠海

好きなスポーツ:バスケットボール

(子どもの頃からずっとやってました)

趣味:映画鑑賞、スノーボード

赤沢保育園に通っていた当時は、とにかく負けず嫌いで常に1番を狙ってました。(かるたは全国大会3位、相撲は園内優勝、縄跳びは園内準優勝)当時、唯一泣いた記憶は、トイレで指を挟んで爪が剥がれた時だけです。田中先生曰く「芯が強くて、何でもできる子だった」そうです。憧れの村山先生と一緒に仕事をするようになり、最初は不思議な気持ちでした。園児だった当時は知らなかった先生の大変さを感じる時もありますが、何よりも子どもがすごくかわいいので、保育士の仕事はとても楽しいです。 夢は結婚して幸せな家庭を築く事です!

思うは招く|2020年12月 

 先日Youtubeを眺めていて、ふと目に留まったのが、北海道の赤平というところで会社を経営されている植松努さんという社長さんの講演でした。動画再生回数はすでに400万回を超えている有名な講演なので、既にご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、そのお話の内容がとても素晴らしかったので、ここで少しだけご紹介できたらと思います。

 彼は幼いころ、祖父母にとてもかわいがられて育ち、宇宙を夢見る本好きな少年に育ちました。宇宙に憧れを抱いた少年が中学生になった頃、彼は学校の先生に「宇宙なんて、よほど頭が良くなきゃ無理だ。お前なんかには出来るわけがない。どうせ無理。」と言われ、悲しみに暮れます。「夢って何?実現出来そうな事しか夢見てはいけないの?今できないことを追いかけるのが夢なんじゃないの?」と彼は疑問を抱き、そして周囲の無理解に心が折れそうになりなります。それでも伝記の中のライト兄弟やエジソンを励みに頑張り続け、紆余曲折を経て、最終的にロケットを作って打ち上げるという子どもの頃の夢を実現させます。

 そんな彼の心を終始支え続けたのが、中学生の頃にお母さんから教わった「思うは招く」という言葉です。思い続けたら夢は実現するよ、という意味の言葉です。その一方で、彼を深い絶望と悲しみに追いやったのが「どうせ無理」という言葉でした。この言葉は唱えるだけで人の自信と可能性を奪い、またそれと同時に何もしない事を正当化できる恐ろしい言葉だ、と彼は言います。この「どうせ無理」という言葉を世の中から無くし、その代わりに「だったらこうしてみたら?」という言葉を世界中に流行らせたい、というお互いを思いやる優しさの込められたメッセージで彼の話は締めくくられます。

 彼の話を聞き終えて「ああ、なんて素晴らしい話だろう。」という清々しい気分の傍らで、もしかしたら私は親として、自分の子どもたちに「どうせ無理」という類の言葉で彼らの可能性や未来を奪ってはいなかっただろうか、という不安を感じずにはおれませんでした。

 私の子育てはもう時すでに遅し、ですが、今まさに子育てに奮闘されている皆さまには是非ご覧いただきたい、そう思える素晴らしい動画でした。

思うは招く -植松努- https://youtu.be/gBumdOWWMhY

職員紹介のコーナー|2020年12月 

 今月はぱんだ組担任の村山先生です。

 村山先生は赤沢保育園を昭和60年に

 卒園した赤沢の卒園児です。

 名前:村山 智美(むらやま さとみ)

好きな食べ物:イチゴ・ラーメン・チョコレート

憧れの人:宮本恒靖(サッカーガンバ大阪監督)

やすらぎ堤でもらったサインが宝物です。

子どもの頃嫌いだったもの:マラソン大会、給食を早く食べる事

子どもの頃の夢:お花屋さん

好きな曜日:水曜日(嫌いなのは木曜日)

 休みの日は運動不足を感じながらも、のんびり家にある漫画を読んで楽しんでいます。
(スポーツ漫画が多い)

 中学の時に小さい子が可愛いなと思ったこととピアノを弾くことに憧れて保育士を志しました。今も毎日可愛い子ども達と、楽しい先生方と過ごしながら、自分も笑顔になれる保育の仕事が好きです。

 今年は更に懐かしい母校の校舎で保育が出来て楽しんでいます。

三日坊主を克服~やり抜く力を鍛えよう!|2020年11月 

 子どもの頃、近所に住む友達に触発されて始めた習い事。でも一月もたたないうちにすぐに飽きてしまい、先生から「練習しないならやめなさい」と冷たく突き放され、親からも『三日坊主』としばらくの間ちくちく言われた記憶があります。おそらく誰もが似たような経験をされたことがあるのではないでしょうか。

 ところが近年の脳の研究で、この『三日坊主』が克服できる、という事が分かったようです。三日坊主の対極に位置する『目標に対して最後までやり抜く力』の強い人は『三日坊主』の人と比べて、脳の中の前頭極と呼ばれる箇所の構造が違うのだそうで、その構造は目標設定を細分化する事によって、誰もが『やり抜く力』の強い脳の構造になり、地道な努力ができる人に変われるのだそうです。

 その方法とは・・・一つの大きな目標を設定し、ゴールに向かって一気に『やり抜く』のではなく、ゴールまでの道のりを細かく分けて小さなゴールをいくつも設定し、それらを一つずつクリアして最終的に大きな目標を達成する、のだそうです。そう聞くと、それ自体は特に目新しいものでもなく、いわゆる「小さなことからコツコツと」を実践しいているだけですが、実際このやり方で『三日坊主』タイプの脳の構造の人が『やり抜く力』の強い脳の構造の人と同じ目標を達成したという実験結果もあるそうです。

 あらゆる分野で成功を収めた人々に共通して備わっているのは、産まれ持った才能や資質でもなければ、知能:IQの高さでもなく、この『やり抜く力』(グリット:Grit)なのだそうです。グリット:Gritとは逆境にめげない『ガッツ』、挫折から立ち直る『復元力』、自ら率先して物事に取り組む『自発性』、何事もやり抜く『執念』の英単語の頭文字を取ったものだそうで、そしてこのグリットの良いところは、いつでも、誰でも、努力を始めれば、比較的短期間でも効果が得られるものなのだとか。

 子どもたちの興味や個性などを上手に見極めつつ、一人ひとりに合わせた目標設定をしてあげることで、子どもたちの『やり抜く力』を大きく育て、未来の無限な可能性につなげられたら素晴らしいですね。

職員紹介のコーナー|2020年11月 

 今月はぞう組担任の青木先生です。

 青木先生は平成12年の春から赤沢

 保育園で働いています。

 名前:青木 暁子(あおき あきこ)

好きな俳優:玉木宏

子どもの頃嫌いだったもの:虫、勉強、練習、国語、水泳

子どもの頃の夢:スチュワーデス、しかし姉の「飛行機は墜落するよ」の一言であっけなく断念。その後も姉の一言が心に刺さり、旅行の際は陸路を選ぶように。

動物が大好きなので休みの日には動物の動画(おすすめは柴犬とマンチカンの動画!)で癒されています。夢は大好きな動物たちを見に、日本各地の有名な水族館や動物園をめぐりながらおいしい物を食べ歩きする事です。

赤ちゃんが可愛い、と思って保育士を志しました。今は保育園で働いてる時が一番幸せで、子どもたちとのやりとりや、成長が垣間見れた瞬間、保育士になって良かったな、と心から思います。

職員紹介のコーナー|2020年10月

 今月より赤沢保育園の職員を一人ずつ園だよりで紹介していきたいと思います。トップバッターは今年の2月に赤沢保育園の母体となる社会福祉法人「守孤扶独幼稚児保護会」の理事長に就任した赤澤泰子理事長です。

名前:赤澤泰子(あかざわやすこ)
趣味:海外旅行、写真、料理、語学、猫
好きな食べ物:トマト、パスタ、そば、きのこ。

ひとこと:昨年末まで外資系投資顧問で働いていましたが、ちょっと休みたくなって退職したら、いつのまにか赤沢保育園の理事長になっておりました。保育、幼児教育は未開の地。子ども二人はとっくの昔に成人しており、子育ては遠い記憶。父は赤沢美治元園長、祖母は赤沢喜美元園長。赤沢の子どもたち、先生方が毎日笑顔で楽しく過ごせるよう全力で頑張っています。どうぞよろしくお願い致します!

『家族みんなでかるた』のススメ|2020年10月 

 今年度は新型コロナウイルスの影響で、さまざまな行事やイベントが自粛や中止を余儀なくされています。毎年年明けに開催される『漢字かるた新潟県大会』も、今年度は残念ながら中止となりました。県大会出場を楽しみにしている子どもたちや保護者の皆さまには、とても残念なお知らせとなってしまいました。(園内でのかるた大会は今のところ実施予定です。)

 今まで中止や延期されていたイベントなども、少しずつではありますが、規模を縮小するなどウイルス対策を万全に取った上で開催され始めてきていますので、来年度は県大会が開催できる事を切に願っております。

 (写真は2018年開催の新潟県大会の様子です。みんな真剣ですね!)

 ところで、皆さまは子どもたちと家で過ごす時にどのような遊びをして過ごしていますか?私が子どもの頃は、テレビゲームやインターネットなどもまだまだ一般的ではなかった時代でしたので、家の中での遊びと言えば、オセロ、将棋、すごろくや人生ゲームなどといったようなボードゲームや、トランプ、花札、かるたといったカードゲームがメインだったでしょうか。

 ちなみに「かるた」はポルトガル語のCarta(英語だとCard、カードゲームの総称)から来ているそうですが、遊び自体はポルトガル語が日本に伝わる以前から存在していたようです。今では百人一首を題材にした漫画をきっかけに、日本の「かるた」は世界からも注目されつつあります。

 このコロナ禍で、子どもを連れての外出もまだまだ不安だし、これから寒くなってくるとインフルエンザの流行も心配です。休日はお家の中で家族みんなが安心して楽しめる『俳句かるた』『ことわざかるた』をぜひご活用いただければと思います。

夏はやっぱり水遊び|2020年9月

 長い梅雨が明け、待ちに待った夏本番。今年の夏は仮園舎の豊照小学校の校庭の片隅に小さいプールをたくさん並べて、どの組も長い時間たっぷりと水遊びを楽しむことができました。

 先生にホースで水を掛けられてみんな大はしゃぎ!

 最初は水が怖くて泣き叫んでいたひよこ組も、最後には「もっと水遊びしたいよ」と泣いて抵抗する子も。

 9月に入ってもまだまだ暑い日が続く予報ですので、天候をみながら、今月も引き続き水遊びを楽しむ予定です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

楽しい『お買い物ごっこ』

28日はみんな大好き『お買い物ごっこ』の日でした。 毎年定番のお魚屋さん、わなげ屋さん、ヨーヨー釣りを始め、今年は初出店だったペットショップが大盛況!お店屋さんを担当したぞう組さんも、好調な売れ行きに大満足でした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

秋の遠足、今年は自然科学館に行きます!

 赤沢保育園の秋の遠足と言えば、毎年大型バスを貸し切り、ご家族の皆さまと一緒に収穫の秋を楽しむ『いも掘り遠足』を20年以上も続けてまいりましたが、今年は新型コロナウイルスの影響で残念ながら断念せざるを得ない状況となりました。

 秋の遠足自体を取りやめてしまう事も検討しましたが、コロナ対策をしっかり取りながら、子どもたちだけを引率して自然科学館へ行くことにいたしました。

 詳細については後日お手紙にてご連絡をいたします。

赤沢保育園 園長先生の交代について|2020年8月

 平成2年5月に就任して以来、30年余りの長きにわたって赤沢保育園を守り続けてきた赤沢美治園長は、7月20日をもって園長職を退任されました。赤沢美治園長は園長就任後、漢字教育や英語遊びといった学習的な要素も日常保育に取り入れるなど、長い歴史の中で培われた赤沢保育園の”赤沢らしさ”に加え、今の時代に合った赤沢保育園の特色づくりにご尽力されてきました。また仕事の合間には、お得意のDIYで、子どもたちのために踏み台や棚などをたくさん作ってくださいました。

 そんな美治園長先生ですが、今年のゴールデンウィーク中に胸の骨を折る大けがを負い、その数週間後に病院内で脳梗塞を発症。一時は後遺症で言葉が喋れなくなってしまいましたが、奇跡的な回復力で今現在は市内の病院で日々リハビリに励んでおられます。退院後には子どもたちの元気な姿や新しい園舎を見に、保育園に遊びに来てくださる予定です。

 そして7月21日、美治園長先生に代わって小林先生が赤沢保育園の園長先生に就任いたしました。新たに園長先生となった小林先生は、美治園長先生の更に一代前の園長である赤沢喜美先生が採用した最後の保育士で、昭和62年10月より赤沢保育園で働き始めました。誰よりも長く赤沢保育園の歴史を知っている小林先生が、これからは園長先生となって、赤沢保育園を支えてくださいます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

園舎のお別れに来てくださりありがとうございました!

 園舎開放期間中は、多くの皆さまにお越しいただきました。7月9日にはUX新潟テレビで赤沢保育園の事が放映されたこともあり、最終日の園舎開放は大盛況となりました。

 現在、旧園舎は取壊し工事の真っ最中で、8月の終わり頃には更地になる予定です。園舎改築工事の様子はHPで随時更新していく予定です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 早いもので仮園舎での保育が始まってから、ひと月が経ちました。

 おかげさまで朝夕の送迎時も特に問題が起きることなく、スムーズに送り迎えが行えております。

 ただ旧豊照小学校の正門前は車の往来が激しい通りですので、建物の外に出たら絶対に子どもから目を離さぬよう十分にご注意ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー