秋の節気に入っても続いた今年の暑さはまた格別でした。
お彼岸の中日・秋分の日は9月23日でしたが、そこまで連日30度以上の目一杯の暑さが続いたのには驚くやら閉口しました。今年の冬の降雪や寒さは一体どうなるのか気がかりです。
「いも掘り遠足」当日の10月8日は二十四節気の「白露の入り」にあたり、白露は本格的秋の入り口です。「遠足」当日の好天を祈ります。
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秋は薄着習慣を作る絶好の機会
これから寒さに向かい気温が低くなります。気温の低下に従って服装もだんだん厚着に変わっていきます。また風邪引きが多くなる季節でもあります。
風邪にかかりやすい人、また一旦かかると重症になりやす人やあるいは回復の遅い人、と、そうでない人とに結構分かれます。そしてさらに観察すると普段厚着の人ほど風邪をひきやすいようで、反対に普段薄着の人は風邪ひきにも縁が薄い。厚着の人の場合は室温が高くなったり運動すると汗をかき易く、その汗が風邪引きの原因になります。普段薄着の人はなかなか風邪と縁が薄くかかっても軽症に終わる場合が多い。
以前に厚着の習慣がついていても夏の気候でそれまでの習慣はご破算です。3歳頃まではともかく4~5歳位になると運動量も大幅に増加し、それに従って身体的にも日一日と大人の想像以上に成長変化します。そんな時寒さに向かって厚着を重ねるペースを少しでも遅らせて寒さに慣れるよう努めるのです。重ね着を一日でも遅らせ、一枚でも少なくするのです。
寒さに向かうこの時期が厚着の習慣から薄着に切換えて丈夫な子どもへと変身する絶好の機会です。厚着習慣の虚弱体質から脱出するのです。汗っかきのお子さん程本来丈夫な体質に恵まれています。また厚着は体の動きを鈍らせます。
ご承知のように関東地方の場合、冬の気候はほとんど降雨や降雪がなく晴天続きが多い。保育園幼稚園の担任が寒がりのクラスの窓は閉め切りがちが多い。それに反して元気のよい担任の場合は開けっ放なす事が多い。園児の風邪引きは寒がりの担任のクラスの子ども達が目立って多いそうです。閉め切った暖房の利いた部屋の汚れた空気と常に外気に直接触れる機会の多いだけで、それだけでも健康によいようです。
新潟地方の真冬の気候では窓開けはできませんが、大いに参考になる情報です。薄着への切換えを頑張ってみましょう。ただし、一旦体調が悪い時には無理をしないでください。
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はだし保育と東大生
猛暑の真っ最中の8月末のある日、東大教養学部理Ⅰに在籍するKI君の訪問を受けた。彼がこの東湊町通3丁目の実家に夏休みで帰省中だったのを知り訪ねてくるようにお願いしたもの。
彼は石井式漢字教育を平成5年に取り入れて間もなくの平成9年3月赤沢保育園を卒園後、地元の豊照小、二葉中、新潟高校を経て、昨21年4月、上記の東大理Ⅰに見事にストレートに合格入学している。将来は化学分野に進みたいと考えているそうです。
保育園当時に受けた教育や体験がどこまで将来に影響作用したかどうかを彼の記憶や理解を通して何とか知ることが出来ないかと、一度訊いてみたかったのでした。
考えてみるまでもなく、保育園時代に受けた体験などを、ましてや受けた教育などを思い出すことができるのかどうかは、極めて難しい話です。
しかし彼の言によれば、俳句や諺はずっと憶えていたし、今でも幾つかは言えるほどだ。特に諺はどんなにか実際に役だったか計り知れない。そして彼の感覚ではそれにもましてよかったと感謝しているものとして「はだし保育」を通してはだしの習慣を獲得したことが極めてよかったと感謝しているとのこと。
園内では冬でもはだしである。はだしは体の動きを敏捷にし、そのことは頭脳の活性化を促し、偏平足や外反母趾への可能性を大きく予防する効果もあります。
平成9年時の卒園生は全部で11名でした。女子で漢字かるたで全国大会で優勝したKAさんもいる。彼女は新潟大の法科に入学しており、石井式漢字教育には強く感謝している。
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白鵬・イチローの大記録
大相撲9月場所で横綱白鵬が全勝優勝し、同時に連勝記録を62とし、大相撲史上最多連勝記録である双葉山の69連勝に次いで2番目の大記録となった。次の九州場所で連勝が続けば7日目で双葉山の記録と並び8日目にはそれをも超える大記録へと迫ることになる。
双葉山の連勝記録は昭和11年1月場所から始まった。当時は一場所11日だったが、双葉山人気で次の五月場所は13日となり、その次の場所から現在と同じ15日となった。双葉山の連勝記録は昭和14年1月場所の3日目まで続いて69勝の記録となった。
また園長の思い出話で恐縮ですが、昭和13年4月に小学校に入学したので、その時はまさにその連勝記録の真っ最中でした。ラジオがようやく普及し始めた頃で、実況中継が何とも不思議なことが出来るものだと話題になっている時にこの連勝が続き、文字通り日本中が双葉山の話題で持ちきりでした。学校から帰ると今日も勝ったかどうかを確かめていたことがはっきりと思い出されます。
米国野球大リーグのシアトルマリナーズのイチロー選手がシーズン200安打を10年続けております。これも物凄い大記録です。
世紀の大記録を見守ることが出来る幸せをよく噛みしめましょう。
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