啓 蟄 

 旧暦の二十四節気(せっき)では3月6日から21日の春分までの15日間をこう呼んでいます。

 啓蟄とは土の中に潜んでいる虫が春の暖気を感じて地上に這い出してくることをいいますが、新潟県地方の三月の気候はその気配・啓蟄にはまだ程遠い。とはいえ、暦の移ろいは確実に日差しの強さや朝晩の明るさ等で随所に感じられます。

 2月20日頃からこの編集内容に着手し始めた「園だより」ですが、ここ最近の世界の動きの目まぐるしさは一体どうしたことでしょう。季節の変化を追うような心境どころではありません。世の中一寸先闇、何が起こるか分りません。中でもニュージーランド南部を襲った大地震、語学研修のため同国滞在中の多数の日本の若い人々が被災されたことにはびっくりすると同時に被害の深刻さに暗澹たる思いです。亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りします。

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英語学習について:

 この3月でぞう組の皆さんはめでたく卒園されます。ご本人はもとより保護者の皆様もこれからにはいろいろと胸ふくらむ思いかと存じます。

 英語学習の開始時期:音楽の絶対音感は3歳頃で決まるといいます。音楽と言葉学習と一緒に考えられる部分とそうでない問題があります。外国語学習も早ければ早い程良いという意見や自国語が満足にできないのに外国語を学ぶのはいかがなものかと主張する説もあります。何れも一理あります。

 月面着陸の際の通訳・同時通訳の神様と言われた國弘正雄氏や辞書編纂や東京外語大学長を務められた英語の神様・岩崎民平先生も英語を始められたのは中学に入ってからでした。

 何事も開始時期もさることながら本人のやる気と努力・継続が一番肝心です。そのやる気と努力継続の場としての早期の学習塾の利用は両面の刃です。それを念頭に置く事が必要です。

 現役同時通訳第一人者の鳥飼玖美子教授(立教大)は、小学校で英語学習が必修になるとどうしても成績優先になり、かえって英語嫌いが増えるのではないかと心配されている。(この項は4月号に続く)

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お遊戯会の思い出

平成23年2月26日(土) 9:30~11:30 AM

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