処 暑 (しょしょ)⇒ 白 露(はくろ) ⇒ 秋 分(しゅうぶん)
旧暦では一年365日を二十四等分してその一単位(約15日)を節気(せっき)と呼び、その二十四節気のそれぞれに時期に見合った自然現象を取り入れ季節の節目を際立たせたり生活の知恵を織り込んだりの味わいある名称を付けている。8月23日からの節気名は「処暑」。処暑とは夏の暑さも落ち着きどころ(処)を見付けておとなしくなるということで、何日かのズレはあっても今年の場合も見事にその通りの気候となっている。処暑の次の節気は今年の場合9月8日から白露となる。その頃から朝晩めっきりと涼しさが増し、野の草に露が目立ってくる。
気候が涼しくなると当然のことながらそれに見合って服装が厚くなっていく。先月の「園だより」で過保護について触れた。愛情たっぷりは大いにけっこうだが、物事全てに限度がある。よかれと思う親心も「過」がつくといけません。ほどほどがよいと言われても、そのほどほどが分りにくいというよりも分らない。その見分け方として厚着かどうかに着目することを申し上げた。しかしその厚着問題にしても自分の子どもだけを見ていると、それも最初の子育ての場合は、選んだ服装が厚着かどうかの判断は簡単ではないが常に念頭に置いて下さい。
子ども達の環境自然に対する適応対抗力は2歳頃になるとかなり備わって来る。しかし自らの判断で対応対策の選択となると5歳前後までは全く出来ない。そこは保護者が機能性やファッションも含めて100%服装選びする責任がある。
秋口は無理なく薄着習慣を付ける絶好の機会:
秋分を過ぎると日一日と秋は深まり、気温もそれにつれて下がる。服装はそれに反比例して厚くなっていく。気温の変動も一様ではなく気まぐれで日々に異なります。保護者も自分の服装にも気配りしなければなりません。
通園途中の気温が低くとも園内は温暖です。また園児達はさっそく全身で動き回る。4・5歳ともなるとその運動量は大人の想像を超える。園内では子どもの状態や天候をみて服装を適宜に着替えたりして調整します。着替えやすい服装と着替えの用意を忘れないでお願いします。
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栴檀は 双葉より 芳し(せんだんは ふたばより かんばし)
ひよこ組の一歳児の皆さんが保育士の示す漢字カードを熱心に注目する姿をみて、思わず上記の格言を頭に思い浮かべたのでした。
下の写真を撮影したのはこの8月下旬。8月までに2歳になった方もいますが今年の4月時点では全員一歳児さん。この年頃の子ども達がそろってこんな風にきちんと着席していることだけでも信じ難い光景ではないでしょうか。やらせなどが仕組める年齢でないこともよくお判りと思います。
1歳児達が熱心に集中して注目しているのは石井式漢字学習の実際の一こま。左端の写真のように「鼻」の漢字を見せながら保育士が自らの鼻を指し示す。このようなやり方を繰返しているうちに子ども達は漢字を憶えるのです。
子ども達にとって漢字は難しいので、まずひらがなあるいはカタカナから入るのがこれまでの国語教育の常識であり教え方でしたが、石井先生はこれは全くの思い違いで幼児達にとって漢字のほうがひらがなやカタカナよりも遥かに興味深く記憶し易いとの主張。下の写真の子ども達の集中した表情が何よりの証拠。
栴檀のように双葉の時から無理なく高貴な香りを発することを目指している。
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お誕生会の紹介
原則として毎月月末の金曜日をお誕生会日としている。
お誕生会は園の月例行事として毎月、該当月にお誕生日を迎える園児を園として他の園児達と一緒にお祝いを致します。
お誕生会の内容についてざっとご説明しますと:
①当月にお誕生日の園児(達)お誕生会ゲストとして会場(遊戯室)にご招待します。会場には全園児、該当園児の保護者(うさぎ・ぱんだ・ぞうの各組の)、職員が集まります。園児保護者3歳以上の組に限らせて頂きます。
②該当園児にお祝いに記念アルバムを園から贈ります。
③この日のために職員達がお楽しみ行事を用意します。(8月はお化け屋敷)
④保護者の皆さんと子ども達と一緒に昼食(給食)をとる。
以上が毎月のお誕生会の内容の概略です。3歳未満児の保護者が参加されると該当園児が甘えると他の園児たちも崩れてしまうためです。ご理解をお願いします。
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