春眠暁を覚えず|2012年3月

 《現代語訳》
 春の気持ちよい眠りに  夜の明けるのにも気がつかずにうとうとしていると
     あちこちで鳴いてる鳥の声が聞こえてくる
         昨夜は雨風の音がしていたので
            花も何ほどかは散ったことでしょうに

 たまに漢詩はいかがですか。漢詩を詠む気分、一味違った楽しさです。この「春眠暁」は中でもお馴染みの作品。日頃漢詩に縁のない人でも、この「春眠暁」は何度か耳になさっているはずです。早春の丁度今頃の時候の快い朝寝のたのしさを詠ったものです。春眠どころか冬眠でも夏眠でもいつでも朝寝は楽しいものですが‥。作者は、今から1200年ほど前、日本の奈良時代の頃の中国唐時代の「孟浩然・もうこうねん」という詩人です。孟浩然は当時の中国の高級官僚試験「科挙」に失敗し落ちこぼれて詩人になった人。朝寝を楽しんでばかりいたのではないでしょうが、でもその結果彼の作品が今に楽しまれている。合格して高級官僚になっていたらない話かも。

 2月の降雪量は近年にない記録物。今冬は間違いなく第一級の「寒冬」ですね。そしてインフルエンザがしぶとく頑張ってます。園周辺でも無関係ではないようです。服装、手洗い、うがいなど十分ご注意をおねがいします。

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 お遊戯会本番はまだのため直前の練習風景に焦点を当ててみて何枚かのスナップ写真をご紹介します。

 園児達のガンバリも楽しみですが、指導し引きだしてまとめる保育士達の大奮闘、仕事とはいえご苦労さんです。どうぞ本番をお楽しみください。

 ひよご組の皆さんは舞台に上がるのを見るだけでもうるうるしますね。左端は出場をためらう子を励ますお友達。微笑ましいですね。

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