年齢に「つ」が付くときに立腰・返事、挨拶をする・履物を揃える
年齢の数え方で「つ」の付く年齢、ひとつ、ふたつ‥やっつ、ここのつ、と9歳までが子どもの時期、この「つ」のつく年齢時期が人として最も基本的なことを身につける大切な時期、「三つ子の魂百までも」の魂が育つ時なのです。女子の場合この時期を過ぎると程なく身体成長の証しの初潮を迎えます。男も女もそれぞれ他人とは違う自分に気付きます。「個」の意識が芽生えるのです。そしてやがて子ども時期を通過し、これまでとは違った「こころ」が形成され歩み始めます。
九州・福岡市城南区に仁愛(じんあい)保育園という保育園があります。その仁愛保育園の保育教育方針として次の四つの目標を掲げております。
1. 常に腰骨を立てる人間に
2. あいさつは自分から先に
3. 返事は「ハイ」とはっきりとする
4. 履物はそろえ、イスはいれよう
園長の石橋富知子先生は保育園経営に関わってから園の方針として何か中心となる柱を探し求められました。
石橋先生は 昭和44年、当時神戸大学教育学部教授・教育学者の森信三先生の研修を受け、森先生のこの四つの教え、方法に深く感銘を受け、仁愛保育園の保育基本方針に取り入れ実践を重ねました。
その結果、園児達は劇的に変わりました。立腰は姿勢を正すことで集中心が高まり、挨拶返事は礼儀正しさが身につき、履物イスの始末は物事のけじめを教えてくれます。 園児達の素晴らしい変化ぶりは評判となり全国から見学者が文字通り行列をなして訪れるのです。
赤沢保育園では平成7年に同園を訪問、園児達の動きに深く感銘を受け、良いことは真似でもよいとご了解の元に採り入れてる次第です。
(この件はまた別な機会で触れたいと思います。森信三先生は平成4年11月97歳で逝去されました。)
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今年も7月11・12・17・18日の4日間、JSSさんのバス送迎で予定通り指導を受けました。
年中児にとってプールレッスンは初体験だけに初日は緊張がありあり。顔を水に付ける、ウキを背に水の中を歩く、ばた足の練習といった基礎的な体験の繰り返しですが、4日目になると、子ども達の表情には何かを学び身につけたという自信が感じられました。
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