将棋の藤井聡太4段の活躍|2017年7月

 とにかく将棋界に大変な天才少年が現れたものです。14歳2月の中学3年生の藤井聡太くんがその実力が認定され4段のプロとして公式戦に参加し、先輩プロと同格に試合対局を続け、デビュー以来負けなしの29連勝を記録している。その記録が将棋界にとって新記録だけにその快進撃ぶりについては最近のNHK・TVをはじめ民放各局や新聞等のマスコミで大きな話題になっていることにお気付きかと思います。最近の勝利に関しては東京では新聞号外が発行される程の過熱ぶり。

 であっても皆さん方特にお母さん方にとってはそれが何でそんなに話題になるのかピンと来ない人が多いかと思います。将棋にはそこそこの関心がある筆者ですが、そこそこだけの関心知識でこの件に言及するので不正確な個所もあるかもしれませんが大まかに説明します。というのも子育て問題・子どもの成長・発達その可能性について考える興味深い話題と考えるからです。

 将棋の公式戦で連勝を続けている意味を考える前に、まず藤井聡太くんが将棋に興味を持ったきっかけをたどってみると、5歳のとき祖父母から将棋の手ほどきを受け入門セットを買ってもらったことがはじまりとのこと。祖父母にしても父母にしても格別に将棋に強い関心があったわけでもなくたまたま将棋のセットを与えただけのことだったようです。

 ところがそれがきっかけとなり聡太くんはすっかり将棋にはまりこんでしまった。将棋が彼の気質に見事に合致したようで、字もろくに読めないまま指導書を理解し、小学1年の頃は周囲の大人達は完全に彼に勝てなくなった。そんな彼が近所の将棋教室に入り、以来めきめきと上達、その図抜けた実力が認められて昨年10月にプロ4段となった。

 そのプロとしての藤井4段が最初に対戦し勝利した棋士が将棋界最長老の77歳の加藤一二三(ひふみ)9段だった。加藤氏はこの対局を最後に棋界を引退した。その加藤氏は60年以上前の昭和30年代に14歳7か月の中学生でプロ入りし、当時は神武以来の天才と大変な話題となっての鮮烈デビューだった。その後数々のタイトルを獲得保持した実力派の棋士でした。

 昨年12月の加藤9段との対戦勝利を皮切りに藤井4段のプロとしての連勝は実に29勝を重ねている。これは将棋界にとってはこれまで28連勝が最高記録だっただけに歴史的な新記録となっている。30連勝がかかった次の対局は7月2日の予定だ。(全くの話ですがアルビレックスにそんな連勝のかけらでもあればとつい‥、)

 連勝のかかった藤井4段の試合の当日のテレビマスコミの雰囲気は古い話になりますが大相撲力士の双葉山が昭和11年~14年にわたって記録した69連勝の快進撃を続けていたころの空気と通ずるものが当時小学生だった記憶と重なるのです。当時の大相撲は一場所11日で年2場所か3場所だったので69連勝達成は3年がかりだった。この69連勝は今も破られていないのはご承知のとおり。常勝双葉山のレジェンドが当時の日本中の人々の脳裏にしっかりと焼き付けられたのでした。

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「運動会」楽しく無事に了りました

 6月17日(土)、好天に恵まれ年中恒例行事の「運動会」、無事に楽しく終了することが出来ました。会場は、日和山小学校体育館、名称は昨年同様ですが地理的位置が旧栄小学校と海岸寄りに1キロ程の方向違い。それだけに何かと戸惑いが多いのではと懸念も先立ちましたが、案ずるより産むがやすしで、参加者皆様のご理解・ご協力と職員の手配準備が実を結び、予想以上にスムーズに進行実施できましたことを心からよろこんでおります。また会場の使い勝手も良好で来年以降は一層スムーズに進行運営できるかと思われます。

 紅白リレーや綱引きにご参加の皆様、後日に筋肉痛などは大丈夫でしたでしょうか?

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