ネット依存、ゲーム依存

年末年始、家にいる時間も長くなるため、子どもたちが動画を観たりゲームで遊んだりする時間も必然的に増えてしまうことになります。皆さんのご家庭では子どもがインターネットやゲームで遊ぶ場合に何か決め事を設けていますか?それとも好きにさせていますか?大人の我々でさえ気づけばおすすめ動画に何時間も見入ってしまったりすることもあるので、子ども自身に自制を強いるのはだいぶハードルが高い話になってくるかと思います。

かくいう私も子どもが小さい頃は「ゲームをしていると大人しいから」という理由で好きにゲームをさせていました。もちろん「ゲームばかりしないで早く寝なさい」などとガミガミ叱りゲームを取り上げることもありましたが、そんなものは焼け石に水。数日間はかろうじて効果が見られたとしても、すぐに元通りになってしまい、気づけば息子は自他ともに認めるゲーマーへと成長しました。

ふと不思議に思うのは、ゲームにはまるのはなぜ男の子ばかりなのでしょうか?統計的に見てもゲームにはまるのは男性が多く、女性はSNSに依存する傾向があるそうです。情報端末は一人1台、大人も子どももインターネットとは切っても切れないご時世になってしまいましたが、つい先日タレントのふかわりょうさんの手記が目に留まりました。「いいねなんて、いらない」と題した文章には『人の「いいね」よりも自分の「いいね」がひとつあればいい。』といったことが書かれているのですが、このところ私たちの日常の行動も本来の目的を離れ無意識にSNSに支配されているのでは?と感じることが多かったので、彼の意見には大きく頷いてしまいました。

赤沢保育園の子どもたちがかるたに興じている様子を見て思うこと。それは我々の生活にまだインターネットやテレビゲームが入り込むずっと以前から続くアナログな遊びで、やっている当人たちもさることながら、周囲にも笑いや感動を巻き起こします。そこにはプログラミングやAIでは到底作りこむことのできない奇跡やハプニングも起きます。単純だからこそ誰もが楽しめるこのかるた遊びに、年末年始の家族みんなの時間を充ててみるのも良いかもしれません。