最近知ったのですが、N高、S高、R高、と呼ばれる学校が人気だそうです。その学校は角川ドワンゴ学園が2016年から運営しているいわゆる通信制の高校で、人気の理由は入学が簡単にできることや豊富な課外授業が用意されていること、通信制ですが通学コースやオンライン通学コースと呼ばれるコースが準備されており生徒はその中から自分に合ったコースを選べるという点にあるようです。またもう一つの大きな人気の理由は学費が高くないこと(これは親にとってかなり重要なポイントになりますね)があげられます。公表されている金額は3年間で74万円弱と、一般的な公立高校の学費(150万円)と比べてみても安いことが分かります。
これは不登校の子どもたちや親たちにしてみたら救世主ではないでしょうか?あと重要なポイントをもう一つ忘れていましたが、この学校にはいわゆる偏差値が設定されていません。入学するうえで学力試験を行っていないため合格、不合格がないのです。偏差値が設定されていないから学力が低いというわけでもなく、有名国公立大学へ進学する生徒もいるようで、中には不登校ではない普通の高校生でもわざわざこの学校に編入するケースもあるようです。
今は働き方も多様化している時代、子どもがアバターでバーチャル教室に登校してバーチャル教材で学習するのもありなのかな?と思う一方で、従来からある普通の学校が今後どのように変わっていくのか(変わらないのか)も気になります。勉強は大嫌いでしたが学校に行くのが大好きだった自分としては、学校はもちろん知識を習得する学びの場でもありますが、多感な時期に人間関係を学ぶ場でもあり、今後訪れる社会の荒波に備える場として、リアルな学校にも引き続き頑張ってもらいたいと思います。