我が家には黒猫3匹、キジトラ1匹の合計4匹の猫たちがいます。どの子もみな様々な事情があって我が家にやってきた保護猫たちです。最近ではテレビの影響もあって「保護猫」という言葉も一般的になってきたようで、保護猫や保護犬を受け入れたいと考えるご家庭も増えてきたように感じます。
住環境などの条件もあって動物を飼えない人もいるだろうし、そもそも動物があまり好きではない、もしくは好きなのだけどアレルギーがあって飼えない等々、ペットを飼うにはある一定以上の条件がそろわないとなかなか難しいものがあります。ペットも人間同様、病気にもなればケガもします。入院などしてしまえば治療費もかさみます。そして残念ながらわれわれ人間と比べると動物たちの寿命はずっと短く、かならずつらい別れを経験しなければなりません。亀は万年、と言われていますがその亀でも長く生きて30年程度のようです。
それでもペットを飼うことで得られるメリットはたくさんあります。特に子どもが幼少期から大人になるまでの間、ペットと共に過ごすことで忍耐力や責任感が生まれますし、ペットと触れ合うことで日常生活の中で感じる不安やストレスを軽減させてくれる効果も絶大です。
もし子どもにペットを飼いたいと言われたら、良いチャンスと捉えてぜひ前向きに検討していただきたいものです。たとえハムスターや金魚のような小さな生き物でも、すぐにペットショップに向かわないで家族全員でじっくりと考える時間を設け、みんなで飼う決断をしてください。いざペットを飼うとなったらペットを迎え入れる環境を子どもと一緒に整えて、子どもにもできる適切な世話をしてもらうようじっくり話し合いましょう。「あなたが世話をするって言ったから飼ったのに」そんなお母さんの決まり文句が出てこないよう、子どもにも責任感をしっかりと持ってもらうようにしましょう。
ペットとして迎え入れた新しい家族は、子どもと共に成長し、多くの思い出や経験を子どもに残してくれます。それは子どもにとっても親にとってもかけがえのないものになることでしょう。