月別アーカイブ: 2024年6月

うなぎと食育と土用の丑の日

先日、職場の同僚と鰻を食べに行く機会がありました。それはおそらく私の人生史上で一番美味しいと思える鰻でした。しかもお重の蓋が閉じられないほど鰻のボリュームがあったので私も他のメンバーも最後まで食べ切るのに苦労しつつも「高級で美味しい鰻を残すわけにはいかない」とばかりに最後のお米の一粒までもきれいに平らげました。そんな中、一人だけ半分残した人がいた、と後で聞かされて、それまで美味しい鰻に上機嫌だった私はひどく残念な気持ちになったのでした。そもそもその人が「うなぎが食べたい」ということで鰻のお店に行くことになったのに、なぜ残す?しかも半分ってどういうこと?いや体調が悪ければ最初から少ない量のものを選べばいいものを、などなど諸々の「なぜ?」が私の頭の中をぐるぐる回り始めました。そして以前にもチームで食事に行った際、同じ人がお肉を食べ切れず残していたのを思い出しました。

私は食べ物を残すことに大きな罪悪感を持つ人間です。お店で出されたご飯を毎回当然のような顔で残す人に軽く怒りを覚えます。もちろん食べている途中で調子が悪くなって食べられないことだってあると思います。でも、最初から食べない前提であれば「ごはんは半分で」と言えばいいだけなのに、と思ってしまいます。食材に関わる多くの人々の苦労と努力は最終目標である「美味しく食べてもらう」を達成することに向けられているのに、そのゴールを目前にしてお茶碗の半分より下によそわれたご飯たちは捨てられる運命を辿るのです。私の中では「ありえない」レベルのショックな出来事なのです。

これは「食育」そのものだと思っています。当時「食育」という言葉は無かったように思うけど、子どものころからごはん一粒を残さず食べるよう言われ続けて育った成果は確実に私の中で根付いているのです。逆に食事を平気で残してしまう人はどういう「食育」環境で育ってきたのでしょうか?気になるところです。

もう一つ付け加えて言うと、魚や肉を残すことは米粒を残すことよりもさらに罪が重いということです。食材となる命は我々と何ら変わりない一つの貴重な命なのです。それらを犠牲にして我々の命が今ここにあることを決して忘れてはいけません。

ちなみに今年の土用の丑の日は7月24日と8月5日です。夏の土用は梅雨明けの頃、すなわち季節の変わり目で体調を崩しやすいから「う」のつく食べ物で元気になろう、ということから鰻を食べるようになったようです。「う」のつく鰻以外の食材は梅干し、瓜、うどん、などがあるようです。なお、春の土用は「い」がつく食べ物、秋は「た」、冬は「ひ」がつく食べ物を食べるのが良いのだそうです。みなさん、その食材がなんだか分かりますか?食にまつわることを知るのもなかなか面白いものがありますね。

紹介コーナー|2024年6月

ぞう組さん、なにしているの~?

今月から新しいコーナー「〇〇組さん、なにしているの~?」を作りました。各クラスで今どんなことに取り組んでいるのか、どんな様子で過ごしているのかを担任の先生に写真と文章で紹介していただくコーナーです。初回を飾るのは「ぞう組」さんです!

ぞう組になって2か月!

“ぞう組になったらどんなことをしてみたい??”とみんなに聞くとたくさんの意見が出ました。ピアニーや跳び箱など去年のぞう組を見てやってみたいと思ったものも多いようです。優しいお兄さん、お姉さんになりたいと、とてもすてきな目標も☆彡

今はぞう組米、野菜を育てるための土づくり等をしています。

みんなが取り組む様子をブログでお知らせしていますので、ぜひそちらも併せてごらんください。

ペットを飼うこと

我が家には黒猫3匹、キジトラ1匹の合計4匹の猫たちがいます。どの子もみな様々な事情があって我が家にやってきた保護猫たちです。最近ではテレビの影響もあって「保護猫」という言葉も一般的になってきたようで、保護猫や保護犬を受け入れたいと考えるご家庭も増えてきたように感じます。

住環境などの条件もあって動物を飼えない人もいるだろうし、そもそも動物があまり好きではない、もしくは好きなのだけどアレルギーがあって飼えない等々、ペットを飼うにはある一定以上の条件がそろわないとなかなか難しいものがあります。ペットも人間同様、病気にもなればケガもします。入院などしてしまえば治療費もかさみます。そして残念ながらわれわれ人間と比べると動物たちの寿命はずっと短く、かならずつらい別れを経験しなければなりません。亀は万年、と言われていますがその亀でも長く生きて30年程度のようです。

それでもペットを飼うことで得られるメリットはたくさんあります。特に子どもが幼少期から大人になるまでの間、ペットと共に過ごすことで忍耐力や責任感が生まれますし、ペットと触れ合うことで日常生活の中で感じる不安やストレスを軽減させてくれる効果も絶大です。

もし子どもにペットを飼いたいと言われたら、良いチャンスと捉えてぜひ前向きに検討していただきたいものです。たとえハムスターや金魚のような小さな生き物でも、すぐにペットショップに向かわないで家族全員でじっくりと考える時間を設け、みんなで飼う決断をしてください。いざペットを飼うとなったらペットを迎え入れる環境を子どもと一緒に整えて、子どもにもできる適切な世話をしてもらうようじっくり話し合いましょう。「あなたが世話をするって言ったから飼ったのに」そんなお母さんの決まり文句が出てこないよう、子どもにも責任感をしっかりと持ってもらうようにしましょう。

ペットとして迎え入れた新しい家族は、子どもと共に成長し、多くの思い出や経験を子どもに残してくれます。それは子どもにとっても親にとってもかけがえのないものになることでしょう。

職員紹介のコーナー|2024年5月

今月はこの春から赤沢保育園で働き始めた栗屋 柊冴(くりや しゅうご)先生です。

好きな食べ物:ラーメン(醤油と豚骨が好きです。)果物
好きなスポーツ:スキー、野球、ソフトテニス等

保育士として実際に現場へ出ると時間の流れが速いと感じる毎日を過ごしています。子どもたちの元気な姿や笑顔を見ながら私も楽しく過ごしています。

保育士として技術も知識も全然足りないですが、子どもたちと共に私自身も成長できるように頑張ります。よろしくお願いします。