最近とてもよく聞かれるようになったSDGs(エス・ディー・ジーズ)という言葉ですが、この言葉の意味を聞かれたらちゃんと説明できるでしょうか?もしかすると若い世代の方がよっぽどこの言葉の意を理解されているかもしれませんが「今更人には聞けない」「そろそろ自分でもしっかり理解をしておこう」と思われている方も多いかと思い、ここでSDGs について少しだけ触れてみたいと思います。
持続可能な開発目標( SDGs : Sustainable Development Goals サスティナブル デベロップメント ゴールズ)は2030 年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。では持続可能とは具体的にどういうことでしょうか?かみ砕いて書くと「自然環境が適切に守られ、未来の世の中で生きる人々が困ることなく、そして現代に生きる私たちの要求も満たされる」ことを「持続可能な社会」と呼びます。産業革命以降、飛躍的な進歩を遂げてきた私たちの生活は、その反面でたくさんの自然や資源を犠牲にしてきました。このままの生活を続けていくと、将来子どもたちが大きくなるころには地球はとても深刻な状況に陥ってしまうのは確実なのです。
では私たち個人レベルではどのような取り組みができるでしょうか?
節電・節水を心がける、マイバック・マイボトルを使う、フードロスを減らす、公共交通機関を利用する、ということが比較的日常生活に取り入れやすい個人でもできるSDGs 活動です。
この言葉が飛び交うようになって、私は決まって過去の一つのシーンを思い出すのです。あれは20年以上も前のこと。冬の寒い時期、仕事中にふと同僚の女性の足元に目が留まりました。彼女の黒いタイツのふくらはぎ辺りに何かがついているのです。それが何かを確認したくて凝視すると何かが付いていたわけではなく、それは黒い糸で丁寧につくろわれた跡でした。「タイツに穴が空いたら新しいものを買って、穴が空いたものは捨てる」ことに全く疑いもなかった当時の私にとって、それは常識を覆す衝撃的な瞬間でした。物が溢れる時代に生まれた私たちには自然と物を大切にしない習慣が当たり前のよう に根付いているのです。古いものを捨てて新しいものに買い替える前に、少しだけ「まだ使えないか考えてみる」というプロセスを入れるだけでも私たちの生活は変わるのではないでしょうか。
3歳以上のマスク着用について
夏場のマスク着用は、熱中症防止の観点から園内ではマスクを外します。 衣替えのタイミングで切り替えますのでご了承ください。
活動によってはマスクを着用することもありますので、鞄の中には引き続き マスクのご用意をお願いいたします。
マスクを着用しない場合でも手洗い、「密」の回避等、基本的な感染症対策は継続いたします。