カボチャ、キュウリなどの野菜の絵とともに「仲よきことは美しき哉」と描かれた色紙額をご覧になったことがありませんか。明治・大正・昭和の三時代を、小説家・詩人・劇作家・画家として活躍され文化勲章受章、名誉都民でもあった武者小路実篤氏によって描かれたものです。昭和51年90歳で亡くなられてから約40年、今ではご存じの方も少なくなったかもしれません。
仲よき事、極めて平凡でありふれた事だが実に大切なことだ。国同士が仲よくなれば平和が保たれ戦争も起こるはずもなく、人同士が仲良くなれば争いも起こらず犯罪も殺人事件もないはずだ。動物の生態などのドキュメンタリ記録などを見ていると動物同士の争いの大半は、食と性の問題に尽きるようだ。人間世界にしても所詮それに尽きるのでは。
平和の和の字はノギ・禾偏にクチと書く。ノギとは穀類の種子(モミ)のトゲ・野毛のことで、「園だより5月号」の上野・下野(コウズケ・シモツケ)の説明を思い出していただきたい。穀類を口に出来れば食の問題は解決し平和になる。食の確保のため縄張り問題が生じ、人の場合は領土問題へと発展するのだ。
今から約1350年前、7世紀飛鳥時代の聖徳太子は、国の政治のあり方の基本理念として『和をもって貴しと為す』と説かれている。
武者小路氏は人生訓や名言を多く残している。もともと生家が華族(子爵)であり大戦中は貴族院(現参議院に相当)議員だっただけに、その根っこはお坊ちゃんで理想・利己主義、楽天的との評もあるが、それだけに純粋さも感じる。氏の格言をもう一つ。
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この3月末に川上倖輝くんが東区へ、中川昊也くんが江南区にそれぞれ転居・転園しました。二人とも1歳児ひよこ組から4歳児ぱんだ組終了の4年間を「赤沢」で過ごしました。2歳児の時からの担任のT保育士が、現在5歳児ぞう組全員の両君あてに描いた絵手紙をまとめて5月初めに届けました。その後そのご返事を戴きました。
上は川上くんから、下は中川くんとお母さんからのお礼の手紙です。いいお話ですのでご了解をいただいて紹介させていただきます。お二人とも運動会にきてくれました。
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さる6月20日(土)お天気にも恵まれ今年の運動会は無事に終了致しました。会場がこれまで近かった旧豊照小学校に代わって約1キロ以上離れた日和山小学校、と初めての場所での運動会だけに、園用具の運搬や慣れない会場の使い勝手がどうか等々、正直な話、心配・不安の種は尽きませんでした。
事実は「案ずるより産むが易し」で無事に実施出来た事を感謝しております。晴天にも恵まれたことも幸いでした、そしてなによりも保護者の皆様の大きなご協力のお陰でした。会が楽しく無事に予定通りに終わることができましたことを心から喜んでおります。ありがとうございました。
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