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園庭の鯉のぼり|2012年5月

 今年は例年になく桜の開花が遅れました。いつもなら4月上旬の入学式入園式前後が見頃ですが、今年は20日頃に漸く開花でした。角田山のカタクリの花も例年なら今頃は終わっているはずですが、今年は今が見頃ではないかと想像しております。また毎年万代橋に並べる市内の各園各校のプランターのチュウリップも4月末から連休明けまで展示されます。どうぞご覧ください。

 子ども達は風に舞う鯉のぼりを見て歓声をあげてよろこんでおります。鯉のぼりの歌詞には不思議なことにお母さん鯉が出てきません。また「赤沢」では2番を歌ってますが、楽譜にもネットで調べても2番の歌詞がありません。不思議な話です。

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ガラパゴス現象 と日本の常識

 南アメリカ大陸の赤道直下の国エクアドルの太平洋岸沖合約1000kmのところに有名なガラパゴス諸島があることはご存知の通り。同諸島の生物が大陸から離れた環境のため他地域には見られない独自に進化した生物の存在で知られております。同諸島の名称を冠したガラパゴスペンギン、アシカ、オットセイ、イグアナ、ゾウガメ等々があります。

 それらガラパゴスの生物のように他地域と無関係に独特な発達をした現象に対しても、例えば文化や産業に対しても、最近ガラパゴス化とか現象と呼ぶようになりました。

 子ども時代に世界地図を広げると日本は真ん中に位置しておりますから、日本は地理的位置だけではなく産業や文化や政治経済等も真ん中ではないかと永い間思い続けておりました。

 長じて英語で日本の位置は「far east=極東、遥か東』という表現に奇異な感を抱いた記憶があります。極東の理由は世界の地図は英国ロンドンのグリニッチ天文台を中心として経度をゼロとしたことにあることはご存知のとおりです。ロンドンからか見れば日本は地球の裏側の方向としては遥か東になります。

 十数年前、海外旅行のおりツアーガイドがCDを購入しても規格が異なるため日本のプレーヤーでは再生できませんからと注意されて、奇異な感がしたことが思い出されます。

 近年、日本の携帯電話が世界の市場では外国の規格とは適合しないため通用しないことが問題になりそれを指してガラパゴス現象という言い方が言われ出しました。

 ご承知のように日本の電子製品の性能は世界のトップクラスです。大変結構なことです。しかしそのため日本は独自な形で研究開発がすすみ確かに高性能であっても外国にとっては規格が適合しないためガラパゴス化のために使用出来ない例が多いようです。

 「日本の常識は世界の非常識」とはある有名ジャーナリストがよく口にしておられました。

 日本には、漢字かな交じりの文字や文体、4月入学、平和憲法、天皇制、等々、他国には判りにくいあるいは独特な例、ガラパゴス的なものが少なくないということを念頭に置きましょう。

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24年度入園式 予定通り無事に終了致しました:

 4月7日(土)に24年度入園式をお陰さまで無事に終了することが出来ました。

 今年の場合、入園式参加者の約7割が2歳以下でした。多くの方が産後休暇明けか育児休暇明けの時期に利用されるようになりました。この傾向は今後ますます強まることでしょう。ということは3歳以上になってから入園希望されても入りづらくなることが予想されます。これは全国的な傾向のようです。

 入園年齢の低年齢化は、子どもさんの成長過程特に人間関係の発達を考慮すると早い年齢から集団環境になじんだ方が子どもの将来にどれほど優利に影響するかは論の必要はありません。特に核家族化が進んだ近年ではこの傾向は年々たかまります。昭和20~30年頃の子ども達が多かった頃の環境とは大幅に変わりました。公園デビュー等が他者との交わりの始めではそれこそガラパゴス環境かもしれません。

 この4月が初めての方も慣れてきた頃です。遠足が一つの区切りでしょうか。

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