園だより」カテゴリーアーカイブ

海棠・山吹・木瓜の花|2018年5月

  桜の開花が一段落すると園庭は海棠かいどう、山吹、木瓜ぼけの開花が見られます。特に園庭正面奥の「海棠・かいどう」の花が4月20日頃から見事な開花をみせている。

  その海棠の根元に黄色い山吹の花が透き通るような鮮やかな明るい黄色をはっきりと自己主張している。

  この山吹は現園長の父2代前の園長が今から約80年程前に植えたもの。山吹の開花を認めると夏の訪れの近いことを感じると同時に太田道灌の故事や家康の江戸城の築城などについて次々と思い出を誘いだしてくれるのが山吹の花なのです。

  現在の皇居、かつての徳川家康が築いた江戸城、さらにその前身となった城を築いた武士が太田道灌、その道灌が山吹にまつわる有名な話を残してくれた、そんなことを思い出すのですがその話をご存じない方のために説明しますと:

  今から約600年ほど前、徳川家康が江戸城を築く前の話になりますがこの一帯を治めた豪族、太田道灌どうかんという武士がおりました。あるとき道灌が狩りに出かけその途中急な雨ふりに遭遇した。雨具の持ち合わせがなく雨宿りのためある一軒の農家に立ち寄り雨具(蓑みの・当時のレインコート)があったら貸してほしいとそこの少女に頼んだ。するとその少女は何も言わずに山吹の花枝を一本さしだした。

 雨具を頼んだのに山吹の枝とは何のことだと道灌は腹を立てその場を去り、そのことを家臣に話し田舎娘の非礼について語った。それを聞いた家臣は、それはこんな古歌があるのでそれにかけての言い訳ではないかと説明してくれた。

  その古歌とは:

  「七恵八重花は咲けども山吹の 実の一つだに無きぞ悲しき」

  せっかくのお頼みですが貧乏でこの山吹のように貸せるミノ実・みのがないのでご勘弁ください、そんな意味の山吹の一枝ではないかとの家臣の解説を聞いて、道灌は己の無知をさとり、大いに反省し以後勉学にはげんだということです。 山吹には実・ミがつかないのですね。

  東京の早稲田大学にほど近い(豊島区高田一丁目)「面影橋」の近くに「山吹の里」という石碑があるそうです。

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 4月10日(火)、旧豊照小学校跡地の桜の開花をお目当てに園児全員お散歩に出かけました。

  今年の開花は例年より一週間は早かったようですが開花後あまり好天に恵まれず、例年ミナトトピアの桜など2~3回はお出かけするのですが今年はこの一回だけでした。

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 連休・ゴールデンウィークがはじまります。

  連休を利用しての旅行遠出される方、静かにゆっくりと休みを楽しみ家族の絆を温めるかた、それぞれそれなりに大いに楽しんでください。

  一言ご注意ですが、特に車での遠出に際しては子どもの体調にはくれぐれも気配りを忘れないでください。気温も時によっては真夏の暑さと変らない日もあります。特に車中温度は簡単に40~50度超えになることを念頭に忘れないでください。

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三月別れの月 四月は年度初めの出会いの月|2018年4月

  日本では国の会計予算が4月からということもあり、民間の会社の会計年度も4月~3月が多い。それに関連して会社や公務員の人事異動も3月4月に集中することはご存じの通りです。それに加えて学校の新学期もそれに同期している関係から3月4月はますますなにかと落ち着かない。

  実はこの4月~3月の学期の区切り方は日本では当たり前と思われてますがこれが全く日本独特なんですね。ネットでしらべてみると別表のように4月新学期は日本以外は見当たりません。各国の国予算の会計年度は暦通りの1月~12月が多いようですが日本のように4月~3月はイギリスやカナダ、デンマーク等があるようですが、しかし学期となると他に例が見当たらないのには驚きました。ということは日本では当たり前の常識であっても日本以外では非常識に当たることがあるということです。「日本の常識は世界の非常識」という名の本を出版した経済学者を記憶している方もあるかとおもいます。例えば日本では席取りのために荷物やカバンを置いたままにしておくことが当たり前の風景ですが外国でそんなことをしたら荷物はあっという間に消えてしまうのが日本以外の国では常識なんですね。

  さて、この4月から新しく入園される方に心していただきたいのですが、子どもさんにとって家庭以外の場所に保護者やお家族と離れて取り残されることは初体験のことです。保護者にとっても子どもを他所に残していくことは、とにかく気がかりなことです。子どもと別れて立ち去るときにその不安をまぎらわす意味もあってバイバイと何度も手を振ったり、名残惜しむ行為は出来るだけは控えて欲しいのです。さりげなくちょっと席を外すような軽いそぶりで立ち去るように努めて下さい。別れを惜しんで濃密にバイバイをすればするほど、子どもさんの気持ちは後を引いていつまでも別れが手間取り園生活に溶け込むことにも時間がかかりおそくなります。

  一日も早く園生活になじみ親しむように成ることを期待します。

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  すでにご存じかと推察いたしますが当赤沢保育園では平成23年度にHP(ホームページ)を立ち上げて以来毎月の「園だより」を掲載し更新しております。

  上記の表はそのHP にたいする平成29年4月以来の毎月のアクセス件数の記録(WebServerの統計)です。今年の3月の件数は26日現在でしめきりました。ご覧のように3月の場合その件数の増加ぶりは顕著です。毎日の平均が300件を上回る数字です。それだけ多くの方が「赤沢」に対して何らかの関心を寄せて下さっているということになります。全く有難いことですがそれだけに責任を覚えます。

  卒園されても赤沢保育園の動きにはご注意を頂ければうれしいかぎりです。前述のように毎月「園だより」の記事でHPを更新しております。またアーカイブの形で平成23年以降の「園だより」も見れるようになっておりますのですでに卒園された方も自分在園時の「園のようす」をなつかしむこともできます。

  赤沢のHPのアクセスの仕方は「日本最初の保育園」あるいは「赤沢保育園」でインターネットの場合はヒットするはずですのでどうぞ試してみてください。

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3月はお別れの月 まもなく卒園のぞう組の皆さん|2018年3月

  今年の第127回の卒園児は18名です。

  0歳で入園した園児は6年以上にもなる長い在園生活も間もなく終わり小学校へと進みます。

  在園期間の長短はそれぞれですが、卒園予定のみなさんの今の気持ちは保育園以外の新しい世界・環境に対して皆それぞれ嬉しさとともに期待・緊張・不安が入り混じった気持ちかと思います。そんな皆さんのはなむけの言葉として園として次の言葉を贈ります。

  ①まったく当たり前のことですが、まず健康と大きなケガのないことが第一です。それにはお父さんお母さんや先生の注意をよくきくことです。

 次に、特に強調したいのが:

  ②にお勉強や運動にがんばることも大切です、が、学校に入り新しい環境にはいったらまず第一に「お友達作り」に頑張って下さい。一人でも多くの友達をつくり仲良くすることが大切です。これまでのお友達ととの付き合いも大切に続けることはもちろんのことです。

  話は変わりますが、韓国平昌での冬のオリンピックがいろいろな記録話題を残して先日終了しました。それら数ある競技の中で女子のカーリングの熱戦が今回はひときわ強い印象を多くの人々に残していったのではないでしょうか?

  これまでカーリングは動きがスキーやスケートとはまるで異なり、ホーキで忙しくストーンの先を掃いたり、選手たち同志で大声や叫び声を上げ続けたりと何とも滑稽な奇異な動きで分かりにくいスポーツと思われていたのではないでしょうか?特に冬の競技の場合、スケート、スノボ、スキーにしてもそのほとんどが個人技であり、団体といっても個人技の得点の積み重ねだったりなのです。そんな中でカーリングもいったんルールが分かってくると、団体というより少人数のグループ競技だけに、選手一人一人の動きや気持ちのやりとりがわかりやすく、回を重ねるごとにに多くの注目を集めたのではないでしょうか。

  特に女子カーリングの場合、4名の選手が北海道訛りの「そだね」「そだね」と声を掛け合いながら気持を併せてプレイに集中する雰囲気には他とは違った親しいものを感じ、見ていても思わず力が入り引き込まれてしまいます。選手同士の息の合った動きや気持ちが伝わってきて他の競技にはない全く違った暖かく美しいものを感じました。

  聖徳太子が「和を以て貴しとなす」という言葉を残されました。その「和」の始めがまず友達つくりです。友達100人とは言いませんが一人でも多くの友達をつくりましょう。

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お遊戯会 本番前

 来たる3月3日(土)が今年のお遊戯会。園児達や職員は連日その準備や練習に大忙し。園児たちは職員手作りの衣装をまとったりするとそれなりの役割にはまりこみタレント気分でルンルン。

 どうぞ本番お楽しみ。

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第18回石井式漢字かるた新潟県大会|2018年2月

  新年早々の1月6日(土)、市内「新潟ユニゾンプラザ・多目的ホール(中央区上所)で恒例の新春かるた大会が参加者231名、参加園7園で開催、無事に予定通り終了しました。

 参加園は三条市から3保育園(ふじの木、きらきら、本成寺)、新潟市秋葉区敬愛、江南区割野各こども園、西蒲区竹野町、中央区赤沢保育園。

 参加者の年齢別、俳句・諺別は下表のとおり。

 新潟県大会も19回を重ねました。三条市と新潟市の7園の参加だけで県大会はちとおおげさではと思われるかもしれません。第一回の際は、上越市の保育園の参加もあり、ま十日町市の保育園の参加意向もありました。

 また当時は全国大会参加もありましたので、県大会を勝ち抜いて全国大会に出場、励みにもなり聞こえもよくまた東京見物の良いきっかけにもなりました。全国大会の復活は残念ながら他県とのまとまりが難しいため当分見込薄。

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思い出:第19回全国漢字かるた大会

 かるた大会関連の記録をまとめているうちに、かつての全国大会参加の映像記録に出合い、現在中断している全国大会を懐かしく思い出しました。

 大会実施日時は平成21年1月29日、場所は東京都墨田区の集会所、同所は隅田川を挟んで対岸は都内有数の観光スポットの浅草、観音様や雷門で有名。スカイツリーも見上げるほどの距離というロケーション。この時はスカイツリーはまだ建設中でした。

 大会では「年少諺」で赤沢から出場の長谷川さん(現在小5)が優勝しました。会場入り口での記念映像には同行家族や職員も見える。

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あと数日で平成29年2017年が終り、平成30年2018年を迎えます。よい歳となることを祈ります。|2018年1月

 2017年は米国第一主義を強調するトランプ氏が大統領に就任してからは、世界はなんとも落ち着かなくなり緊張感が高まってきたことはよろしくありません。新年でどんな風な展開になるのでしょうか。

 また現在の天皇の退位が4月に決まり、平成もあと数か月ということになりました。

 新年の2018年1月6日(土)には石井式漢字かるた第18回新潟県大会が実施されます。ということで県大会第1回の2001年平成13年をふりかえってみると、1月:米国ブッシュ大統領就任、 4月には小泉内閣誕生、 6月:大阪池田市大阪教育大付属小学校で暴漢により小学生8人 殺害事件発生。 9月11日:ニューヨーク世界貿易センタービルに同時多発テロによる航空機が激突、航空機の搭乗者とビル内の人々が 3000人以上の犠牲者発生と大変な事件がありました。

 2018年がよい年になることを祈ります。

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 12月8日(金)、お正月気分先取りの「餅つき大会」。うす(臼)ときね(杵)でぺったんこと餅をつく、保育園のお話ですね‥。

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 カレンダー通りの12月25日(月)「クリスマスお楽しみ会」 クリスマスとサンタクロースとプレゼントの組み合わせ、年長児には理解できても、「ひよこ・こあら組」さんには何のことやら。サンタさんの姿におおびえてずっと泣き続ける子も‥。  今年も保護者SA様ピアノ演奏、「英語あそび」の講師AJ先生チェロ演奏のご協力をいただき雰囲気モリモリでした、ありがとうございました。(下、写真)

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焚くほどは 風が持てくる 落ち葉かな 良寛|2017年12月

 信濃川に架かる萬代橋や昭和大橋から上流方向を眺めると上の写真のような山の連なりがみえます。その山並みの左端が国上山(くがみやま)。今からおよそ250年前、その国上山に住まいした子ども好きなお坊さん、良寛さんのことは新潟人なら一度は耳にしているかと思いますが、、その良寛さんが詠んだ句が上記の「焚くほどは‥」です。

 今園内遊戯室での園児たちは遊び動きの焦点は専ら11月末の「縄跳び大会」のための練習と上記の12月1月に開催の「かるた大会」に備えての練習に集中している。良寛や芭蕉、蕪村や正岡子規等の詠んだ俳句や日本古来の諺(例:飛んで火に入る夏の虫)や成句(たとえば「読書百遍意おのずから通ず」等を読み込んだカルタのカルタ取りの練習が盛んに行われているのです。

 その「かるた」についてもう少し踏み込んで説明すると:
「俳句かるた」で使用されている句は特に子ども向けの句ではなく通常の古来からの名句そのままです。例えば;

 柿くへば 鐘がなるなり 法隆寺          正岡子規

 目には青葉 山ほととぎす 初鰹         松尾芭蕉

 痩せ蛙  負けるな一茶  これにあり      小林一茶

 春の海 ひねもす のたりのたりかな       与謝蕪村

 雪の朝 二の字二の字の 下駄の跡        田 捨女

 「諺(ことわざ)かるた」は日本古来から伝承されている教訓的な語句や成句で編集されている。

 例えば; 「時は金なり」 「猿も木から落ちる」 「目は口ほどにものを言う」 「転ばぬ先の杖」 「火のないところに煙は立たず」 「縁の下の力持ち」 「三人寄れば 文殊の知恵」 「聞くは一時の恥 聞かぬは 一生の恥」 などなどです。

 通常の俳句や古来の格言成句はそのままでは大人の感覚では難しいのではとの心配をよそに、子ども達は「俳句」や「諺」の札をすいすいと取り記憶して行くのです。

 練習を重ねるにしたがって子どもたちの脳裏にはそれら名句や格言成句がしっかりと焼きついていくのです。

 先人の知恵や教訓がぎっしりつまった格言や言い伝え、言ってみれば生活の知恵そのものが「諺・ことわざ」です。この機会に諺かるたに収録されている語句を拾ってみました。

 ① 急がば回れ
 ② 言うは易く行うは難し
 ③ 井の中の蛙 大海を知らず
 ④ 石の上にも三年
 ⑤ 蛇ににらまれた蛙
 ⑥ 飛んで火に入る夏の虫
 ⑦ わが身をつねって人の痛さを知れ
 ⑧ 糠に釘
 ⑨ 笑う門には福来たる
 ⑩ 蛙の子は蛙
 ⑪ 楽は苦の種 苦は楽の種
 ⑫ 立つ鳥後を濁さず
 ⑬ 二兎追うものは一兎をも得ず 
 ⑭ 残り物に福あり
 ⑮ 口は禍の門
 ⑯ 虎穴に入らずんば虎児を得ず
 ⑰ 出る杭は打たれる
 ⑱ 礼も過ぎれば無礼になる
 ⑲ 親しきなかにも礼儀あり
 ⑳ 失敗は成功の基

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  作品展は子どもたちの作品展でもあるが各担当職員たちのデスプレイはそれぞれの努力と工夫の作品展でもある。せっかくの努力の軌跡の断片を写真で残したいと考えました。

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縄跳び大会:11月30日

 10月ころはまるで跳べなくて一回ごとにまたいでいた子も、上手に跳べるようになりました。やれば出来るようになるんだ、そして頑張れば記録があがるんだと一人一人がわかる良い機会。順位はこれまでの練習記録も参考にしました。

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「新潟県良い歯の運動」優良園表彰受賞|2017年11月

 新潟県では毎年「よい歯の運動」として県内の高校生・小中学生~保育園児の歯の健康状態を調査し、この運動に参加する施設の生徒・園児の歯の健康状況を優秀・優良・努力・それ以外と4分類。そのうち優秀・優良・努力に該当する施設について表彰している。今年平成29年度でこの運動が59回を数えます。そして今回、赤沢保育園は優良園に選ばれこの10月24日に市内の新潟県歯科医師会館で上記のような立派な表彰状を頂戴しましたのでご報告すると同時に、 この機会にこの「よい歯の学校~園の運動」について及び赤沢保育園での「歯の健康運動」への取り組み状況について簡単に説明します。

 この「よい歯の健康運動」ですが、まず今回のこの運動の県内参加施設は高校が70校(県全体の64%)・中学242校100%・小学校472校100%・特別支援学校35校100%・幼稚園33園(25%)・こども園28園(82%)・保育園224園(35%)。今回の参加施設総数は1104校・園でした。

 以上の参加施設の生徒・園児のうちむし歯が少ない施設を選定して毎年表彰しております。今回参加224保育園中、優秀園は7園、優良園14、努力園3でした。

 賞状は玄関入口の壁面に掲示してありますのでご覧ください。

 因みに新潟県の歯の健康状態は極めて優秀で、全国都道府県別の12歳のむし歯保有数は全国平均1.00本に対して新潟県は日本一、全国最少で0.5本、最多は沖縄県の2.2本(26年度)。

 当保育園での歯の健康指導は、4歳児(ぱんだ組)・5歳児(ぞう組)の園児にたいして、県・市の指導によるフッ化物洗口溶液でのうがいを週2回(月・木)実施しております。フッ化物洗口溶液は歯のエナメル質を強化する作用があると言われている。

 フッ素化合物溶液で洗口(組担任の指導の下に口に含んで一分間ほどぶくぶくうがい)については当園では平成8年から実施しております。

 なおフッ素はもともと毒性が強い物質のためその使用については疑念する人もあり、そのためその実施にあたっては市では保護者の同意をいただいております。うがいに使用する濃度では安全については全く問題ないのですが。

 実は去る14年度・15年度・16年度は連続して優秀賞を17年度は優良賞を受賞しました。同賞状及び縮尺コピーを掲示しておりましたがお気付きでしたでしょうか。

 遊戯室にライオンのぬいぐるみが3個ありますが、優秀園表彰の際の副賞品(ライオン歯磨社提供)なのです。

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 今、ぞう組・ぱんだ組の園児たちは日一日と縄跳び練習に熱くなってきています。

 11月の予定表では30日(木)に『園内縄跳び大会』を予定している。

 各人の縄跳びの練習や取り組み方ややり方をみていると、一人一人の性格や乗り具合のちがいがよく分かる。練習効果や結果が分かりやすい体力スポーツだけに練習を重ねただけの成果が本人自身にも分かり易い。

 10月初め頃はパタンパタンと一歩一歩と踏み出すようにまたぐよう跳んでいたのが、やがてぴょんぴょんと調子よく跳ぶようになり、それから間もなく縄がビュンビュンと風をきるようになり、それもつかの間すいすいと静かに軽く足下に縄が風のようにすり抜けるようになっていく。子どもたちの上達を目にするのは実に楽しいものです。

 さあー、みんながんばりましょう。

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 今月の給食メニュー「開港150年記念ご当地麺」は17日(金)に長崎ちゃんぽんの予定です。

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開港150周年記念献立給食|2017年10月

 江戸幕府終期の安政5年(1868)、それまで外国との交流を閉ざしていた幕府は長崎、神戸、横浜、函館、新潟の五港を開港しました。それから今年は150周年にあたります。神戸・横浜をはじめ各関係港市ではいろいろな行事を計画しております。

 新潟市でもいろいろな行事を計画しておりますが、その中の一つに保育園給食のメニューにそれら5港市に因んだご当地麺料理を取り入れるそうです。

 新潟市の給食メニューの計画によりますと、それぞれの港市ご当地の庶民的で安価で親しみやすくて美味しいB級グルメ・メニューから選んだそうです。

 まず長﨑はちゃんぽん、神戸のそばめし、横浜はサンマー麺、函館の塩ラーメン、新潟は(ミカヅキ)イタリアンということになったそうです。それを毎月の給食(おやつの場合もあり)の献立に入れる予定だそうです。

 聞いているだけでも楽しくなりますね。とは言っても限られた調理時間、設備、手数、予算等々の中ですから、担当の職員の皆さんにとってはご苦労さんです、よろしく頑張って下さい。

 ということでまず最初の10月の一番バッターは、19日(木)に「横浜のサンマー麺」です。

 サンマー麺と言っても魚のサンマは全然関係ありません。もともとは調理人達のまかない料理だったそうで、とろみを付けた肉そばが原形だったと言われています。横浜市の中華料理店から大戦後まもなく発祥したそうですからおよそ70年の歴史があります。醤油味がベースのスープに具は肉・もやし・白菜、その季節の具にあんをかけた簡単なものでした。しかし当時はラーメンよりボリュームがあり美味しく、あんがかかっているので寒い季節は温まり元気がでるいうことで徐々に人気メニューとなったようです。 サンマーの意味は中国語からで「生碼」と書き、生きのよい具材(碼)の意味だそうです。当保育園の神奈川県出身の職員に横浜メニューが「サンマー麺」と伝えたらナットク顔でした。

 この機会に他港市のメニューについても調べてみましたのでそれをご紹介します。

 まず「神戸のそばめし」ですが:神戸市のあるお好み焼き屋でそば焼きをみていたお客の一人が手持ちの冷やご飯を一緒に焼いてほしいと依頼したのがはじまりとか。それが予想以上に人気メニューとなり、それに目を付けた大手食品メーカーが「そばめしセット」を売り出したらそれがヒット、さらに阪神淡路大震災がきっかけで全国的に有名になったそうです。

 函館の人気グルメのひとつが「塩ラーメン」。もともとラーメン人気が高い北海道。その北海道では、札幌の味噌、旭川の醤油と並んで函館の塩は三大ラーメンのひとつとしての大きな人気だそうです。

 函館の塩ラーメンの美味しさの特徴は、ネットの評判によるとすっきりと透明なスープで、さっぱりとしている中に深い旨みが潜んでいて、スープだけ一口、一口味わっていくうちに、気が付かないうちに最後まで飲み干してしまうんだそうです。

 次にあまりにも有名な「長崎ちゃんぽん」、太い麺と具材の多いのが特徴です。

 最後は新潟ご当地メニューの皆様よく御存じの「みかづきのイタリアン」。これについての説明は略します。

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芋ほり遠足

 9月29日(金) 天気晴、場所: 江南区酒屋町、無事に終わりました。

 遠足の善し悪しは何と言ってもお天気次第。今回も好天にめぐまれ無事に終わりました。

 雨天の場合は「道の駅ふるさと村」へと行程表に記載しましたが、じつのところ前日まではその「ふるさと村」雨天避難時の利用申込み多数のため場所の確保ができるとかできないとかと一揉めし、それでも何とか確保の了解をとりつけたのでしたが、結局そんな交渉も無駄に終わったことを心からほっとし喜んでおります。

 とは言ってもまた来年の作付をお願いしましたので来年の好天を今からお祈りします。今回も前日は雨、遠足終了後の4時頃にはひと雨降りました。

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山歩きのすすめ|2017年9月

 今年は8月11日が国の休日「山の日」でしたが、8月は暑さの真っ盛り、3000メートル級のアルプス連峰ならともかく手近の山に行くには暑すぎます。暑さも一段落のお彼岸過ぎ頃から紅葉までが気候も比較的安定し山歩きに快適です。

 子どもたちも3歳前後になると大人の予想以上に歩行力があります。またそのころから体力・脚力の基礎が決まります。5歳くらいになると大人顔負けに歩けるようになります。

 ふもとから登り始めて頂上に達して下山帰着する。始めと終わりがわかりやすいので子どもでも達成・完了感ががよくわかる山行きはおすすめしたい。

 子ども連れ初心の方へのおすすめコースとして田上町の「ごま堂山」を提案します。

 高さが低い(268m)ため頂上の展望は樹木のため今一ですが、入山口に駐車場もあり、歩道の状態・駐車場・道中・頂上脇にもトイレもありで家族連れには便利。頂上近くに軽食処もありで一服利用も楽しそう。登りに要する時間は4~50分くらいでしょうか。

 ごま堂山、とにかく緑たっぷりで空気がおいしい。足元も歩きやすいズックでOK、5・6月の新緑や梅雨前後の頂上のアジサイが素晴らしい。帰路、田上の温泉で一風呂は大いに結構ですが、車の運転がかったるくなるのでその点考慮。

 ごま堂山はすぐに物足りなくなるでしょう。とその次となると、角田山・弥彦山・とっさか山(胎内市)あたりになるでしょうか。ごま堂山と比べると一段と山らしくなります。コースや持ち物、履物等それなりに事前にお調べになってトライしてください。

(*ごま堂山の写真は田上町パンフレットより)

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第37回園内相撲大会

 恒例年中行事の一つ園内相撲大会が8月2日に開かれました。対戦は男女の区別なく各クラス内の勝ち抜き戦。さらに上位者同士の総当たりで決めたりでした。土俵も足元も不安定ですので結果はまちまちで順位はやるたび変わるかもしれません。

 大相撲9月場所がまもなくはじまります。再入幕の豊山の活躍が楽しみです。

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お買いものごっこ

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僥倖 望外 茫洋|2017年8月

 いきなり漢字熟語の羅列で恐縮ですが読みはそれぞれ ギョウコウ・ボウガイ・ボウヨウとなります。先月の園だよりで取り上げたプロ将棋界に中学生デビューした藤井聡太四段の活躍が全国的な話題となりました。

 実は彼がマスコミ取材とのやり取りに上記の言葉が彼の口から使用されていたのでした。

 取材に対するかれの応答の中で、連勝も僥倖(思いがけない幸せ)であり、望外(予想以上の幸運)な結果であり、いずれの一局もその初めは茫洋(海のように広々と果てしないこと)としているものだと、とにかく謙虚な話しぶりに驚きました。しかも中学3年生で上記のような単語が自然に口をついて出るのにはさらに驚きました。日頃よほどの読書を重ねていることが察しられ、彼の教養の厚みに一段と奥深いものを感じます。

 藤井四段が五歳の時に祖父母がたまたま将棋の入門セットを与えたらそれをすぐに理解し、たちまち祖父母も打ち負かすようになった。これでバッチリと彼の体内にスイッチがはいったのですね。将棋という一定の条件ルールのもとでは年齢や体格の違いに一切関係なく勝ち負けが決まる、五歳の子どもでも相手が祖父母であれ両親であれ他人であれ教養・社会経験と関係なく同列に勝負が決まる。一定のルールのもとで技を競って勝敗決めること、言ってみればそこはそれなりの一つの世界です。将棋することでそれまでの幼児の世界から一段と異なる成長段階(世界)に突入したのですね。

 今後の活躍には目が離せなくなり楽しみです。

 さて、それはそれとしてこの藤井四段の話題をキッカケに将棋を始めてみませんか!

 お父さんと娘さん、お母さんと息子さん,お祖父さんとお孫さん、お姉さんと弟さん、などなどのそんな組み合わせで将棋盤を囲んで一家でトーナメント戦など、思ってみるだけでも和やかなものを楽しいものを感じませんか!

 半世紀以上前の昭和の初め頃の園長の思い出話で恐縮ですが、将棋となると実は父と将棋をとおしてのひとときが懐かしく思い出されます。

 父からは最初からの手ほどきを受けました。それが何歳の時だったか正確に思い出せません、小学校2~3年生の頃だったでしょうか。一つ一つの駒の動きや機能や将棋のルール等を教わりました。夕方になるとご近所の将棋好きな方が週に2~3人は遊びに来られました。父はこの近所では結構強かったようです。小学校高学年頃には何とか勝負になった記憶があります。

 今思い出してみると当時将棋は現在よりも明らかに盛んでした。夏の蒸し暑い夕方になると通りに面した家々の前は、当時はテレビや空調冷房はもちろんスマホもなかったので蚊取り線香の香りの立ち込める家の軒先は、ウチワ片手の夕涼みの人々がぞろぞろ目につきました。そして町内のあちこちに腰掛をを持ち出して将棋を楽しむ人の風景は普通に見られました。天の川の美しい星が空いっぱいに輝いていました。牽牛も織女もはっきりと見えました。今の新潟ではそんな光景は別世界の話になりました。

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 毎年7月の最終金曜日の夕方、年長児の皆さんの園生活での楽しい想い出のために普段とは一味違った趣向を体験してもらったりする「夕涼み会を」催しております。これまでは礎消防署さんをたずねたりして夜の街探検などがメインでしたが、今回7月28日は消防署が移転した関係もあって、園内だけでの行事jになりました。

 今回は、まず年長児の皆さんには帰宅してもらい、その後5時半までに再登園していただきました(都合つかない方はそのまま在園)。

 夕食はセルフで自分の食事を盛り付け、焼きそばその他を楽しんでいただきました。その後暗くなった2階の保育室を”お化け屋敷”に見立てて肝試し体験。職員のお化け仮装(右写真)の怖さでホントに泣き出す子も出ました。

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