投稿者「akzw-hoiku」のアーカイブ

職員紹介のコーナー|2024年2月

今月は赤沢保育園で毎日美味しい給食を作ってくださっている西さんです。

昨年、行事で子どもたちと一緒に給食を食べました。

その時ニコニコしながら「給食美味しい」「おかわりするよ」などいろいろな声が聞こえてきてとてもうれしかったです。

給食の時間を楽しんでもりもり食べてもらいたいと思っています。

これからも安全でおいしい給食を提供できるよう心掛けてまいります。

どうぞよろしくお願いします。

好きな事:旅行、美味しいものを食べに行くこと

(最近旅行も行っていないので今年こそはどこかに行きたい!)

正常性バイアス

波乱の幕開けとなった令和6年、地震の発生からすでにひと月が経とうとしていますが、未だに避難生活を余儀なくされている方々をニュースで見るたびに切なくなり、被災地の一刻も早い復興を願わずにはおれません。

幸いにもこの保育園のある近隣では地震や津波、液状化現象といった大きな被害も出ることなく、園舎の壁に多少のひびが入る程度で済みましたが、今回の地震を受け、保育園ではさまざまな災害時の対応、避難体制の確認と見直しを行いました。

ところで大きな災害が起きた時、特に津波という文字を見ると必ず私の頭の中に一つの言葉が浮かんできます。それは「正常性バイアス」という言葉なのですが、みなさんはこの言葉をご存知でしょうか?人は何か異常事態が身の回りに起きてもその事態を正常の範囲内として捉えることで心の平静を保とうとします。それは人々の心の中で「正常性バイアス」が働いているからなのです。日々の生活の中で起きる物事の変化から過度にストレスを受けないよう我々の心の平穏を保つように働いている「正常性バイアス」も、災害時にはマイナスに働いてしまいます。

日本に住んでいればほとんどの人がある程度の地震の揺れを経験しているので、地震が起きてもそれがどの程度の規模なのかは瞬時に把握できます。しかし津波に関しては多くの人はテレビなどで見て知ってはいるものの実際に体験したことがある人はおそらく僅かだと言えます。多くの人にとって津波は未体験で非現実的な出来事、自分の身に起きるとは思えない出来事として意識の中に存在しています。

仮に大きな揺れの後すぐに津波警報が出たと想定し予想される津波の高さが30~80センチだったとします。その警報を聞いてみなさんはどのように感じてどのような行動をとるでしょうか?「津波の高さが自分の腰の位置よりも低いのであればきっと大したことないかもしれない。」「過去の大震災で起きた大きな津波とは違うな。」「周りの人たちが避難するようなら自分も避難しようかな。」もしそんな思いが頭をよぎったならば、それがまさに正常性パイアスの仕業なのです。過去に起きた大きな津波でもこの正常性バイアスのせいで多くの人々が逃げ遅れ被害にあっています。実際に30センチの高さの津波でも人は容易に足をすくわれ流されてしまうという事を決して忘れないでください。50センチの高さの津波であれば成人男性でも立っていることは不可能なレベルです。(なお東日本大震災時の津波の高さは最大で40.5メートル、10階建ビルの高さに相当します。)津波が起きた際は一分一秒でも早く高い場所に逃げなければなりません。避難する際の判断に時間がかかってしまうことは致命的なのです。

そのとっさの判断をするためにもう一つ重要なのは事前にしっかりと情報を把握しておくことです。津波が発生した際、自分たちの住んでいる地域はどの程度の津波が想定されるのか、どのくらいの時間で津波が来るのか、また避難する場所はどこなのか、日頃からハザードマップを確認し、津波の規模にあわせた避難経路をあらかじめ想定しておくことは非常に重要です。

そして災害発生時には自分の中の「正常性バイアス」が働いていることも頭の片隅に置いておいてとっさの判断をしてください。

職員紹介のコーナー|2024年1月

今月は非常勤で赤沢保育園を支えてくださっている桜井先生です。

令和3年11月から非常勤の保育士として勤務しております
桜井加津美(さくらいかずみ)と申します。普段は「ひよこ組」のおてつだいを、毎年10月頃からはおゆうぎ会の音楽指導を「ぞう組」でさせて頂いています。保育園内で一番小さくて可愛い「ひよこ組」と頼りになるお兄さんお姉さんの年長さん「ぞう組」の両方を見させて頂き癒やされたり子どもの成長の素晴らしさに感動したりしている毎日です。
保護者の皆様とお話しする機会はあまりありませんが影ながらお子様方の成長を見守り応援することが出来たら…と思います。
趣味はライブ鑑賞や演劇鑑賞、スポーツ観戦(サッカーアルビレックス新潟のサポーター歴は20年以上!?)です。皆様と音楽やサッカーのお話など出来たら嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

睡眠、足りていますか?

みなさんは毎日何時間寝ていますか?ぐっすり眠れていますか?日本人の平均睡眠時間は世界的に見てもとても短く日本国民のほとんどが寝不足状態という統計結果もあるようです。日中眠気に襲われることがある場合は睡眠不足であると言えるでしょう。ではどのくらい寝れば睡眠不足は解消されるのでしょうか?個人差はあるようですが、だいたい平均して6時間から8時間の睡眠が取れていれば十分なようです。最近では短い睡眠時間でも足りてしまう人のことを指すショートスリーパーという言葉も聞かれるようになりましたが、実際に5時間を切るような睡眠時間で足りてしまう正真正銘のショートスリーパーはごく稀で、ほとんどが自称ショートスリーパーの「睡眠不足でも自覚がない人」なのだそうです。

しかし子育てしながら仕事をしていたら十分な睡眠時間を確保するのは難しいものです。であれば、ぐっすり眠れるような睡眠の質にこだわってみたいものです。一昔前は「睡眠のゴールデンタイム」22時から2時の間に寝るとお肌に良い、などと言われていましたが、理想的な寝るタイミングなどはあるのでしょうか?これは個人の体質によって変わってくるようで、一般的に朝早起きするのが苦にならない朝型タイプの人は早寝早起きがベストであり、夜更かしが得意な夜型の人は遅寝遅起きすると身体の調子がいいのだそうです。では努力や訓練で朝型人間、ショートスリーパーになれるものなのでしょうか?残念ながら睡眠の傾向は遺伝レベルで決まっていて変えることは不可能なのだそうです。

朝型、夜型に関しては年齢的にも変化をするようで、10歳くらいまでは平均すると朝型、思春期から30歳くらいまでは夜型、年齢を重ねていくとまた朝型に変わっていくそうです。そこで自分が朝型なのか、夜型なのかを簡単な質問に答えることで知ることができるMEQテストというのがあるのでぜひ試してみてください。

(https://www.sleepmed.jp/q/meq/meq_form.php)「寝る子は育つ」という言葉があるように、実際、眠りについてからすぐにやってくるノンレム睡眠の一番深い眠りの間に成長ホルモンが分泌され、筋肉や肌の健康を保ち、体全体のメンテナンスが行われるのです。睡眠不足の子どもに比べ睡眠が足りている子どもの方が学力面でも上回っているという統計もあるようです。また脳の中で記憶をつかさどる海馬と呼ばれる器官は寝不足だと育たないという調査結果もあるようです。

日本の子どもの寝不足の原因の一つとして親子一緒に寝る習慣が子どもの睡眠時間を削ってしまっているとも言われています。住宅事情も関係してくるのでなかなか子どもだけを先に寝かせることは難しいですが、推奨されている子どもの一日の睡眠時間(1~2歳児は11~14時間、3~5歳児は10~13時間、小学生は9~12時間)が確保できるよう工夫してみる必要があると思います。

では、どのような工夫が出来るのか?質の良い睡眠を得るためには寝具や室温、部屋の明るさなどを快適に保つことも重要ですが、なかなか寝つかない子どもたちを眠りに誘うルーティンを決めるのも一つの手です。毎日同じ行動パターン(歯を磨き、パジャマに着替え、お布団に入ったら絵本を読み聞かせする等)を決めて続けていくことは子どもを寝かしつけるうえでは効果があるようです。

生活のリズムが崩れやすくなる年末年始ですが、日頃の睡眠負債を減らす絶好のチャンスでもありますし、新たな生活習慣をスタートさせるチャンスでもあります。日頃溜まった疲れをリフレッシュして新しい年をお迎えください。

職員紹介のコーナー|2023年12月

10月から赤沢保育園で給食職員として働き始めた加藤美久です。

給食職員として保育園で働くのが夢だったので働くことができて嬉しいです。

子どもたちに美味しいとたくさん食べてもらえる給食を作れるように頑張ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

好きな事:美味しいものを食べること、ドラマを観ること

クリスマスにまつわるいろいろなこと

クリスマスが近づいてくると、大人も子どももみんなワクワクし た気持ちになります。今日はクリスマスにまつわる雑学をほんの少しみなさんにご紹介しようと思います。クリスマスを前に、みなさんがちょこっとだけでもクリスマス気分を味わえれば嬉しいです。
12月に入るとクリスマスツリーをおうちに飾るご家庭も多いかと思いますが、このクリスマスツリーは一体いつから飾られるようになったのでしょうか?時代は17世紀、ヴェルサイユ宮殿でマリー王妃が飾り始めたのが最初と言われているようです。当初は本物のリンゴやお菓子などを飾りに使っていましたが、飢饉の年に食べ物の代わりにガラス玉を飾るようになったようです。今ではツリーの飾り付けもキラキラ光る電飾やさまざまな種類の飾りがありますが、実はドイツには一年中クリスマスの装飾やおもちゃを売っているお店があります。日本でもクリスマスの時期に何か所かで出店されるようですので、機会があったらぜひ行ってみてください。

https://kaethe-wohlfahrt.jp/market-and-store/

ところで赤沢保育園にも昭和20年代ころに行われていたクリスマス会の写真が残っています。

その当時からクリスマス会をやっていた赤沢保育園は、ずいぶん時代の先端をいく保育園だったのかな?と思い調べてみると、昭和初期にはすでにクリスマスは日本の年中行事として一般家庭にも定着していたようです。
日本ではクリスマスにはローストチキンとクリスマスケーキを食べるのが一般的ですが、海外ではどんなものをクリスマスディナーに食べているかご存知でしょうか?鶏肉よりもずっと大きな七面鳥の丸焼きを思い浮かべる人も多いかと思いますが、本場ヨーロッパではお肉よりもお魚を食べる国が多いのです。クリスマスが近づくと町のスーパーは店内にいけすを作り、その中に生きた鯉を入れて売るのです。買ってきた鯉はしばらくの間家のお風呂のバスタブに入れて泥抜きをするのがポーランドやチェコの一般家庭のクリスマス時期の風物詩のようです。ちなみに鯉はフライにして食べるそうです。

生クリームにイチゴが乗ったクリスマスケーキを食べるのも実は日本だけで、イギリスではクリスマスプディング、イタリアではパネトーネ、ドイツではシュトーレンがクリスマスの時期に食べるお菓子です。シュトーレンやパネトーネはアドベントと呼ばれるクリスマス期間中に少しずつ食べるのが本場流ですので、みなさんもよかったら本場流の食べ方を真似してみてください。
もともとクリスマスは宗教の儀式(キリストのミサ)として世に広まりましたが、特に日本で は宗教に は関係な く冬の一大イベントとして定着しました。寒い冬の夜、家族だけで小ぢんまりと、仲間内でワイワイにぎやかに、皆がそれぞれ工夫を凝らし楽しい時間を過ごせれば良いなと思います。

 

職員紹介のコーナー|2023年11月

今月はかわいい二人の子どものママでもある荒木先生です。

好きなもの‥甘いもの♡

特に抹茶とモンブランと焼き芋。

冬はお気に入りの焼き芋屋さんの移動販売を追いかけてまわります!

期間限定のものにも弱いです。

美味しいスイーツのお店がありましたら教えてください~

「不登校は誰の責任?!」

ある市長の「不登校は親の責任」発言が大きな波紋を広げているようです。今の日本ではもはや不登校や引きこもりは決して他人事では済まされない身近で深刻な問題です。不登校を引き起こしている原因は様々で、それらの特定や改善が極めて難しいことから親たちはとても悩んでいるのに、「親の責任」=子どもを甘やかして育てていることが原因、と一喝するのはあまりにも短絡的すぎたようです。不登校の子どもを持つ親たちはありとあらゆる手を尽くし、時には心を鬼にして子どもを突き放すこともされてきたことでしょう。それでも解決しない、まるで出口のないトンネルを彷徨うかのような心情にも配慮していただきたかったものです。
しかしその一方で不登校児の受け皿となっているフリースクールに対し、制度が不十分な状況で国家が容認してしまうことで「学校が嫌ならフリースクールに行けばいいんだ」と今までぎりぎりの我慢をしていた子どもたちまでもが一斉にフリースクールへ行くことになってしまったら?その懸念も間違いではないと思います。多くの子どもたちがフリースクールへ流れてしまったら、小学校や中学校の教室は空っぽになってしまうのではないか?そうなってくると義務教育ってなんだろう?とふつふつと疑問が沸き上がってきます。今、日本の義務教育は大きな岐路に立たされているのかもしれませんね。
ところで海外では不登校はどのような状況なのか?どのような対策が取られているのか?少し疑問がでてきたので調べてみるとやはり多かれ少なかれ不登校はどの国でも問題になっているようです。しかし対策は国によってさまざまで、学校に通えない子どもたちのためのオルタナティブスクールが発展している国もあれば、学区の縛りがなく自由に転校できるシステムや、家庭学習でも出席扱いにしてもらえるなど、それぞれの国の環境や考え方の違いが対策に反映しているようです。日本にもこの国に適した対応策が早く整備されることを願っています。
さて、ここからが本題です。もし自分の子どもが将来不登校になったら?そんな縁起でもないことを、と思うかもしれませんが、現実に今100人に1人の小学生、25人に1人の中学生が不登校になっています。原因は様々ですが共通しているのは、学校へ行けなくなった本人はしんどくつらい状況が限界に達し、大変疲れているか大変傷ついている状態→不登校として現れたと言えます。周囲はつい普通に戻そうという働きかけを子どもにしがちですが、急に学校へ引き戻そうとすることで状況をさらに悪化させてしまうこともあります。不登校に関する相談窓口や支援団体もたくさんありますので、もし万が一そのような状況になった際は一人で問題を抱え込まず、適切な場所に相談してみることが重要だと思います。

 

*11月1日より「令和6年度4月入園申請申込み」が始まります。

申請用紙をご用意してありますので、申請ご希望の方はお声かけ下さい。なお、来年度4月に退園、転園を希望する方も、11月1日(水)~11月15日(水)までの期間内に手続きが必要です。

職員紹介のコーナー|2023年10月

今月は9月から赤沢保育園で働き始めた柳澤先生です。

9月より赤沢保育園で働き始めました柳澤佑可子と申します。 “保育園楽しい!”“また明日も行きたい!”と思ってもらえるような環境づくりに努め、子どもたちがのびのびと笑顔で活動できるようコミュニケーションをとっていきたいと思います。

また保護者の皆様と共に、子どもたちの成長を喜び合えたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

趣味:フットサルです。現在小6の娘がサッカーを始めたのをきっかけに、私もママさんチームに入って練習しています。コロナ前に出場した親子大会では、ママさんの部で準優勝しました✨体を動かすことが好きなので子どもたちと元気いっぱい走り回って遊んでいきたいです。

父と子の絆|2023年10月

またしても昔話で恐縮ではありますが、私が子どもの頃(おおよそ半世紀ほど前)のお父さんというものは、一家の大黒柱で家庭の中でも絶対的な権力を持っており、家族に対しては自分勝手や理不尽なふるまいをしてもそれがまかり通ってしまう、というのがわりと普通な時代でした。「お父さんは怖い」「お父さんには逆らえない」「一番風呂はお父さんが入る」等々、本当にやっているお父さんをこの目で見たことは無いのですが「ちゃぶ台返し」という言葉も昭和の頑固おやじを描いたアニメやテレビドラマが基になっていると思います。私も小さなころから父は苦手で、父が家にいると父の怒りがいつ爆発しないかと常に緊張して過ごしていたように思います。10代も後半になり、世の中の理不尽なことが許せない年頃になると父の身勝手さに反発し、私と父との距離はますます離れていきました。

そんな父との繋がりが少しずつ戻り始めたのは、だいぶ最近になってからのことです。当時働いていた職場でふと自分の実家が保育園を営んでいることを話すと、同僚のうちの一人が当時父の書いていたこの園だよりをHP上で眺めてとても興味を持ってくれたのです。私が父にその話をすると父はたいそう喜び、頼んでもいないのに毎月園だよりが送られてくるようになりました。その頃から父は週末になるとやたらと私に電話をかけてきて、私も時間が許す限りは父と話をするようになりました。すると若いころはまるで気づかなかったけど、私自身の嗜好はほとんどが父譲りであることに気づかされ、旅行や食べ物のことなどにはずいぶんと話しに花が咲きました。小さい頃は無理やり父の運転する車に同乗させられ、当時はカーナビなどもなかったから地図を見て道案内をしろと言われるがままに道案内をし、挙句道を間違えては怒られて、と嫌な思い出しかなかった父との恐怖のドライブも、今の私の旅行好きの原点を形成しているように感じます。

また私と同様、写真を撮ることが趣味だった父は、大量の写真とネガを残していきました。今、フィルムカメラで撮られた写真を一枚一枚眺めていると、シャッターを切った当時の父の心情までもが伝わってくるようです。

令和のパパは昭和のお父さんに比べたらもっとずっと器用に、そしてスマートに子どもたちと関わっているように思います。それでも子どもへの思いがなかなか上手く伝わらないこともあるかもしれません。しかし愛情を持って接したことは必ずいつか伝わるものだと、私は信じています。